言葉がしゃべれない千一は、どうやって質問するの? | ||
質問の文章を予め議長に提出して、事務局職員が代読します。 | ||
その文章はどうやって書くの? | ||
音声キーボードを、左足の親指で叩いて、書き取ってもらいます。疲れて目が見えなくなると、書き取り者の手に、ひらがなで、一文字ずつ、足で書くのです。 | ||
足で!? 時間がかかるでしょうね。 | ||
膨大な時間と労力がかかります。目がつかれると、読み取りにくくなり、一文字を理解するのに、何分もかかることも……。 | ||
だれが書き取るの? | ||
特定の人を定めていません。2001年より今現在にいたるまで「手伝ってみようかな」というボランティアさんの方々が、声をかけてくださいます。文章は、千一が作ります。 | ||
影の指導者とかがいるのですか? | ||
いません。大学時代や長いつきあいの友達、恩師たちが応援協力してくれますが、この人たちの多くは、藤沢市民、横浜市民です。普段は、ひとりで活動します。 | ||
登庁も一人で? | ||
はい。毎朝2時間、昼1時間、夜も2時間以上ヘルパーさんに来てもらって、食事を初めとしたサポートをしてもらうのですが、登庁の日は、スーツを着せてもらっています。 | ||
お昼はどうするの? | ||
毎日、昼の一時間、ヘルパーさんに来てもらうのですが、登庁の日は、議員控室に来てもらい、昼食(できあいのものなど)と、トイレのサポートをしてもらいます。 | ||
それ以外の時間のトイレは? | ||
2001年より今現在にいたるまで、議会の休憩時間など、トイレの件では、すごく大変な思いをしてきました。鎌倉市議会は、議員活動と生活介助とを機械的に分け、身体介助を議会事務局が行うことを禁止行為としてるのです。他市(大阪府豊中市の車椅子議員)の実例などを考え、今後の課題として持ち越していこうと思います。 | ||