鎌倉市扇ガ谷在住。鎌倉市議会議員六選(令和3年現在)。
神奈川大学経済学科卒業。
全身にアテトーゼ(不随意運動・凝縮)を持った出生時からの脳性麻痺により、手足、言語に障がいを持つ。聞き取りにくい言葉を話すが、聞き手が慎重に聞くまたは、慣れてくればある程度わかる話し方である。「横浜市脳性麻痺者協会」副会長をつとめた。 障がい者の「グループホーム」運営に携わってきた。鎌倉の介護・福祉・バリアフリーの充実、前進のために只今、奮闘中!!
私は、学生時代から全身性障がい者という最も生産性のない立場で福祉活動を進めてきました。当時在住の横浜市当局などに福祉の充実等、あらゆるところで訴え続けてきました。横浜でのグループホーム作りには、約5年もかかり完成させた経験もあります。
鎌倉には、歴史が深く好きな街だったので、転居する以前はよく訪れていました。しかし、そこで気が付いたのは、全国的にも有名な鎌倉であるにもかかわらず、同じ道路でも、横浜市から鎌倉市に入ってくると歩道がガタガタになる所があったり、歩道があっても波を打っていたり、歩道と車道の段差があまりにもあったりと、ベビーカーにも歩行者にも車いすにとっても移動しにくいという現実でした。これらの問題は、鎌倉在住の方のみならず、観光に来られる方にとっても、これは由々しき事ではないでしょうか。
さらに鎌倉市の福祉の水準は、東京都から見て遅れており、横浜市よりも一段と遅れているという事実があります。私はその現状を知り、鎌倉のバリアフリー化やこの街の福祉を着実に前進させていきたいと思い、かなり何年も前から思い続けた結果、実際に横浜から鎌倉へ転居しました。そして、これらの実現の方法として市議会議員に立候補しようと決意し、鎌倉市議選に立候補、そして当選させていただきました。
私のやろうとしていることは、鎌倉市をはじめ全国的にも問題がある福祉・教育・バリアフリー・介護・災害などに、私の考えを発信し、改善のきっかけとしていきたいと考えています。
それにはハード面(道路や施設など具体的なもの)だけではなく、ソフト面(皆さんの心のあり方)の充実が重大なことであり、それによってハード面へのフィードバックも多くあると思っています。
是非とも皆様方のご協力をお願い申し上げます!
東京都北区出身 | 脳性麻痺により、手足、言語に障がいを持つ。聞き取りにくい言葉を話すが、聞き手が慎重に聞くまたは、慣れてくればある程度わかる話し方である。 | |
東京都立北養護学校 | 小学部 卒業 | |
東京都立北養護学校 | 中等部 卒業 | |
東京都立北養護学校 | 高等部 卒業 | |
神奈川大学 | 経済学科卒業 | |
卒業後は神奈川大学生活協同組合職員として勤務し、和文タイプライター、ワードプロセッサー、パソコン入力の仕事に長年従事。 「障がい者の社会生活をよくするネットワーク(N.I.C.L.)」会長として,横浜市内で幅広く活動を続けた。 |
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平成13年~現在 | 鎌倉市議会議員選挙に立候補、当選。 鎌倉の介護・福祉・バリアフリーの充実のために奮闘、現在に至る。 |
あまり堅い話ばかりでも・・・ということで、ここで千一の素顔を少々ご紹介しますね。
名前の由来:
→「千里の道も一歩から」から千一としました(戸籍名:中村博幸)
趣味:
落語鑑賞と演劇鑑賞
→ 寄席に通うのが楽しみの一つです。
→ 演劇鑑賞はミュージカル、オペラ、オペレッタを観ます。
音楽や絵画の鑑賞
→ ジャンルは問わず様々な芸術に触れるのが好きです。
夜景を見ること
好きな言葉:
信念・忍耐・楽天性・千里の道も一歩から
→ 色々考えることもありますが、結局は楽天家・・・なのでしょうか。
日常生活:
基本的には、車椅子で生活をしています。車椅子は、いつも乗り慣れた愛用の車椅子です。出かけるときは、介助者と一緒に車椅子で出かけています。
私は現在バリアフリー住宅(3LDK)に住んでいます。とても快適な住み心地です。自分が設計した家ということもあり、生活にまつわるほとんどのことは自分の意思決定に基づき行います。コミュニケーションについても、聞き取りにくい言葉を話しますが、聞き手が慎重に聞いたり、聞き手が慣れれば、ある程度わかるようになります。電話は、介助者に取り次いでもらったり、かけてもらったりします。コミュニケーションの面では、特に普段困ることはありません。ヘルパーさんなどからサポートしていただきながら、毎日快適に生活しています。
夜はたまに散歩にも出掛けます。趣味の欄にも書きましたが、私は夜景を見るのが大好きです。鎌倉の夜はとても静かで風流で、最高に心地良いです。暖かい景色や人々に触れる度、大好きな鎌倉を、ますます住みやすい地域にしていきたいと思うのです。