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今年は秋がなく、一気に冬になった感じです。四季の歌の秋が歌えなくて困ったものです。 それでは質問を始めます。
以上、3項目について、理事者におかれましては、明確で誠実なる御答弁をお願い申し上げます。 |
1、地震のときなど、物が倒れてこないような安全対策に使える助成金などの制度化を 横浜市や東京都など多くの市や区では、助成金のほか、高齢者世帯や障害者世帯を対象に、家具などの転倒を防止する器具の取付けを無料で実施する制度があるとおっしゃっていました。考えてみれば、私の家にも、皆さんの家にもそういうところはあるはずです。例えば、寝ているところにたんすが倒れてきたら、健常者の方も、誰もが大変なことになります。 低所得者世帯で高齢の方、障害のある方、子育て中の方などを対象として、いち早く横浜市のような制度化をお願いしたいと思います。いかがですか。 |
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(永野英樹 市民防災部長の答弁) 地震による家具類の転倒、落下、移動により、けが、火災、避難障害が発生するおそれがあることから、家具類の転倒防止などの対策は大変有効であり、市ホームページ等で周知啓発を図っているところです。 家具の転倒防止器具は、金具で直接固定するタイプや突っ張り棒式、家具の下部に設置するストッパー式のものなど様々な種類の器具があり、おのおのの生活実態に合わせて選択する必要があります。高齢の方、障害のある方など、いわゆる災害時避難行動要支援者や低所得者世帯などを対象とした家具の転倒防止器具の購入や取付けに対する支援制度につきましては、今後研究してまいります。
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2、教育の多角性 障害者とのインクルーシブ教育やいじめ問題、学校に行くことのできない子供たち、特別支援学校に行かなければいけない子供たちなど、分ければ切りがなく分けることができます。家から出られない子供たちの中には、フリースクールや塾、オンラインで学習する子供もいます。障害児においても、多種多様な子供がいます。インクルーシブ教育といってもとても大変なことです。教育長は、これら一つ一つをどうお考えですか。 これは、教育委員会とこどもみらい部にまたがった質問になると思います。インクルーシブの考え方や不登校など、多種多様な子供に対して市としてどう向き合っていくか、市長のお考えをお聞かせください。 |
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(高橋洋平 教育長の答弁) 初めに、インクルーシブ教育あるいは特別支援教育についてです。インクルーシブ教育については、共生社会を目指す鎌倉市として、互いに人格と個性を尊重し支え合い、多様な在り方を認め合いながら生活することのできる学校づくりを目指すことが重要だと考えております。特別支援学校や特別支援学級も含めまして、障害や個性、特性に応じた多様な学びの場が用意され、より柔軟に選択できるようになることもまた重要であると考えております。 続いて、いじめの問題についてです。弱い者をいじめるということは、決して許されない行為であると考えております。他方で、いじめはどの子供にでも、どの学校でも起こり得るものという認識に立って対処しなければならないともまた考えております。未然防止、早期発見に努め、学校、家庭、地域が連携して、根絶に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 続いて、なかなか学校に行くことができない子供たちについての御指摘もいただきました。市内の不登校については、増加傾向にあります。その背景には、学習面の悩みや友人関係など、様々な要因がございますが、一人一人の子供たちの学習の特性や個性などをきめ細かに見取りながら、学びの多様化学校の設置も目指しておりますが、こういった個に応じた多様な学びの場づくりをしていくということが大切だと考えております。 このように、様々な教育課題がございますが、学校が目指すところとしては、一人一人の児童・生徒が自分のよさや可能性を認識するとともに、他者を尊重し、持続可能な社会や共生社会の作り手となっていくことを目指す場であると考えております。こうした学校教育の本質的な役割を思いながら、全ての関係者が一丸となって、様々な課題の対応に当たってまいります。 (松尾 崇 市長の答弁) 一人の人間として大切に育まれると、自己や他者を尊重して違いを受けられる感覚や意思が芽生えると考えられておりまして、様々な関わりの中で育つインクルーシブの考え方というのは、とても重要であると思います。また、学校に行きづらさを感じている子供たちにつきましては、市長部局としましても、フリースクールなど特性に合った居場所に通う際の支援を始めたところです。 今後も、多様性をもって共に育つことができる町、子供たちが健やかに、そして健全に育つ町を目指しまして、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
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3、道をもっときれいに そして、その奥の道は、木が倒れそうになって危険だということです。しかし、鎌倉市としては、根っこが私有地にあるので、私有地の方に切ってくださいとお願いしているとお聞きしました。しかし、私有地の方が言うには、鎌倉市の道に生えているという認識でした。切るのに何十万円かかかるそうですが、危険なことが一番大切なことなので、いち早く切っていただきたくお願いいたします。いかがですか。 |
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(森 明彦 都市整備部長の答弁) 北鎌倉隧道の安全対策につきましては、令和3年9月3日に第3回関係地権者等意見交換会を開催し、安全対策工法の方針を示し、関係地権者から意見を伺いました。その後、車両の通行についての整理や安全対策工法の案など、個別に関係地権者と継続して面談を行っているところです。 続きまして、危険な木の伐採についてです。 当該地につきましては、改めて土地所有者と現地立会いを実施し、樹木が生えている箇所を確認してまいります。道路区域内に生えた樹木であれば、早急に市で対応いたします。しかしながら、道路区域外に生えている樹木であれば、土地所有者に早急に対応していただくよう求めてまいります。
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今年も皆さんのおかげで、12月の一般質問ができました。ありがとうございます。 では、時間の関係で、今回の一般質問は終わらせていただきます。皆さんよいお年をお迎えください。 |