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1、鎌倉市の案内表示について
若宮大路は県道ですが、鎌倉市内の案内図がありません。これはとてもおかしなことだと思いますが、いかがですか。観光する方にとっては、とても不便だと思います。鎌倉は、コロナ禍以前は1年間に約2000万人の延べ入込観光客数がありました。ちなみに人口は17万人。行かれるところも、八幡宮、銭洗弁天、大仏など特定の場所に集中しています。
また、鎌倉駅西口にはトイレがありません。鎌倉駅周辺を見ても、トイレと分かる表示がありません。一番多く観光客が行くのは八幡宮です。八幡宮に行く道、若宮大路には案内表示がありません。幾ら県道とはいえ、おかしなことです。若宮大路だけでなく、もっと多くの道に案内表示をつけていただきたいものです。いかがですか。
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(永野英樹 市民防災部長の答弁)
若宮大路の案内板につきましてです。
現在、若宮大路の観光案内板につきましては、広域の地図を掲示している総合案内板を1基、周辺の案内地図を掲示している地区案内板を1基、近隣の主要な観光名所への距離や方向を示すルート表示板1基の設置をしています。今後、観光案内板の追加につきましては、設置場所の選定などの検討を行うとともに、さらなる観光客の利便性の向上に努めてまいります。
続きまして、若宮大路以外の案内板についてです。若宮大路以外にも、市内の観光客が多く訪れる場所を中心に、その場所に応じた観光案内板の設置を進めてきたところです。今後も、引き続き観光案内板の設置を検討し、必要な場所には適切な観光案内板の設置を行いながら、観光客の利便性の向上に努めてまいります。
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(千一の再質問)
鎌倉駅東口の駅のところは案内表示がありますが、若宮大路には案内表示がないと言う方が多くいるので、県道ですが、何とかならないものでしょうか。 |
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(松尾 崇 市長の答弁)
鎌倉駅東口の案内表示についてですけれども、今後、若宮大路への観光案内板の追加設置につきましては、設置場所の選定などの検討を行うとともに、さらなる観光客の利便性の向上に努めてまいりたいと考えています。 |
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2、生理とその介護について
24歳の女性Aさんが言うには、月に1回7日間生理があって、12時と14時と16時にその処置を手伝ってほしいと相談がありました。その方は図書館で働いていて、車椅子に乗る脳性麻痺の方です。月に一週間だけ使える制度はないものでしょうか。 |
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(藤林聖治 健康福祉部長の答弁)
生理期間中の支援についてでございます。障害のある方が生理期間中に介助などの支援が必要と認められる場合、自宅の場合においては、サービス提供事業者と訪問日時等の調整をしていただくことで、月に一週間のように期間を限定して障害福祉サービスを利用することは可能でございます。また、勤務先における介助などのサービス利用に対する市の補助は現状では行っておりませんが、一定の要件を満たす重度障害者等に対しましては、令和2年度から通勤や職場等での支援に対する国の補助事業が始まったことから、本市においても、事業の実施について検討してまいります。
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3、災害時要援護者登録制度について
私が21年前、災害時要援護者登録制度をつくってほしいと問題提起しましたら、翌年その制度ができました。初めは希望者も少なかったようですが、この制度は県下で一番初めに作られました。その後、神奈川県で多く利用されました。今は多くの方がこの制度に入っているとお聞きしておりますが、現在何人の方が登録されていますか。そして、対象者のうち、登録者は何%ぐらいになりますか。関東は必ず地震が来ると言われています。いかがですか。 |
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(永野英樹 市民防災部長の答弁)
災害時要援護者登録制度についてです。平成14年度に開始した災害時要援護者登録制度は、平成25年の災害対策基本法の改正を機会に避難行動要支援者支援制度と名称を変え、継続しています。この避難行動要支援者支援制度は、本人の同意に基づき、ふだんからその方の情報を自治・町内会などの避難支援関係者に提供し、災害時の避難支援等に活用する制度です。対象者は75歳以上の一人暮らし、65歳以上の高齢者のみ世帯の75歳以上、身体障害者手帳1級または2級、療育手帳をA1またはA2、精神障害保健福祉手帳1級、介護保険法における要介護度3から5の方となっています。
本制度の令和4年度の登録者は1万843人で、対象となる方は約4万6000人であることから、実際に登録している方の割合は2割強となっております。南海トラフ地震や首都直下地震など、今後30年以内に発生する確率が70%程度と切迫性が指摘されている中、本制度の充実を図り、効果的な避難対策の構築に取り組んでまいりたいと考えております。
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(千一の再質問)
災害時要援護者は対象者が4万人いるのに1万人しか登録されていないとのことですが、これからもっと登録していただきたいと思いますが、鎌倉市としてはどういうお考えですか。 |
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(千田勝一郎 副市長の答弁)
災害時要援護者登録制度について、この登録者をもっと増やせないかということに関してですけれども、避難行動要支援者名簿に登録するに当たりましては、事前に御本人に意向確認書を送付しまして、御本人に関する情報を自治・町内会、民生委員児童委員、社会福祉協議会、消防、警察などに個人情報を提供することを同意した方の登録を行っております。毎年度、新たに対象者となる方には制度の周知、そして登録のお願いをする通知を送っておりますけれども、あくまでも登録は御本人の意向によるものでありまして、災害時の避難に備えて、避難が困難な方の登録は必要であると認識しておりますけれども、こういった今後この制度がより広く認知されるよう、様々な方法で広く周知して、避難支援の必要な方に登録をしていただけるよう制度の充実を図ってまいりたいと思います。 |
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4、姉妹都市との助け合い
鎌倉市には、国内では萩市、上田市、足利市、3つの姉妹都市があります。鎌倉市は3つの姉妹都市と覚書を結び、鎌倉市が地震などの大きな災害で困った場合、3姉妹都市とお互いに助け合おうとするもので、例えば災害があった場合、健常者であった方もけがなどで動けなくなる可能性もあるわけです。そこで、災害があった姉妹都市に鎌倉市からヘルパーなどの人材を派遣し、鎌倉市も困ったときは派遣していただくことになっています。今までこの制度を使ったことはありますか。また、この制度のことで意見交換などはしていますか。いかがですか。 |
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(藤林聖治 健康福祉部長の答弁)
姉妹都市との助け合いについてでございます。御指摘の覚書は、姉妹都市3市と締結しております災害時における相互応援に関する協定に、災害時におけるヘルパー派遣に関する内容につきましてを、平成19年から平成22年にかけて順次追加してきたものでございます。これまで姉妹都市が被災した際、本市からも必要な支援について問合せを行ったところではありますけれども、当該覚書に基づくヘルパー派遣の要請を受けた実績はございません。さらに、また本市からも要請した実績というものもございません。
このヘルパー派遣制度については、覚書締結から時間がたっておりますことから、令和4年度に社会福祉協議会の施設部会において改めて本市からその内容についての説明を行うとともに、意見交換を行ったところであります。災害時の対応については、日頃からの準備が大切であると認識しており、今後も定期的に施設事業者と意見交換を行ってまいります。
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(千一の再質問)
松尾市長が覚書を交わしてきてくださったこともあります。大変ありがたいことです。これからも大切にしていただきたいものです。市長いかがですか。 |
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(松尾 崇 市長の答弁)
姉妹都市との助け合いの覚書ですけれども、この仕組みは千議員の御提案を受けまして、平成19年から平成22年にかけて順次覚書に追加してきたものでございます。日頃から施設事業者等との意見交換を行いまして、災害時に実効性のある仕組みとなるよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。 |
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5、鎌倉駅西口にトイレを
東京オリンピックが終わりましたが、鎌倉駅は相変わらず混んでいます。以前にもお願いしましたが、鎌倉駅西口にトイレがつくという計画はありますか。いかがですか。 |
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(永野英樹 市民防災部長の答弁)
鎌倉駅西口トイレについてです。鎌倉駅西口周辺における公衆トイレの整備の必要性につきましては、認識しているところであります。これまで、土地所有者や建物所有者と協議を行っておりますが、公衆トイレ用地の確保は難しい状況が続いております。用地確保のほかに、トイレ協力店の拡大や補助金を活用した民間による公衆トイレの整備への働きかけを行っております。今後も、引き続き用地の確保も含めた公衆トイレ設置に向けて、取組を進めてまいります。
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(千一の再質問)
これは以前、何回も要望を言ってきたことですが、小さいトイレでいいので何とかしてほしいと要望が幾つもあります。何とかしていただけないものでしょうか。これだけの方が要望しています。いかがですか。 |
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(松尾 崇 市長の答弁)
鎌倉駅西口のトイレです。これまでも、市では土地所有者や建物所有者との協議を継続して行ってきておりますけれども、トイレの規模の大小にかかわらず、現時点で用地の確保が難しいという状況が続いています。今後も、引き続き整備に努めてまいりたいと考えております。誰もが安全で快適に、つつがなく鎌倉で楽しめるように、観光基盤施設の整備にも努めてまいりたいと考えております。 |
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