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今年度初めての質問であります。今期においては、折り返し点になります。 では質問を始めます。
理事者におかれましては、明確で誠実なる御答弁をお願いいたします。 |
1、鎌倉市を住みたい街から住んで良かった街にしたい しかし、住んで生活してみれば、道は細いし、物価も高いし、子供の保育料も高い。鎌倉駅は危険があったりして、気がついたときは、しまったと思う方も少なくないと思います。鎌倉市としては一つ一つ向き合っていけば解決するものもたくさんあると思います。 鎌倉駅のホームの両横には、線路が2組ずつあります。内側の線路は今使っているものですが、外側の線路はあまり使っていないようで草が生えています。あの線路を一本化して、ホームの幅を広げることはできないものでしょうか。いかがですか。 道には白い線だけでなく、ちょっとした凸凹のあるものをつけて、歩道と車道をはっきりとさせることはできませんか。また、道を広げて、歩行者が安全に歩けるように歩道を確保することはできませんか。 |
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(内海正彦 総務部長の答弁) 最初に、公立保育園からお答えをいたします。鎌倉市の公立保育園で勤務する正規職員の保育士の給与につきましては、一般職の職員と同じ給料表を用いております。他手当と合わせて給与水準は事務職員と同等でございます。この給料表は神奈川県人事委員会の勧告を踏まえて決定しており、適正な給与水準であると認識をしているところでございます。 (廣川 正 こどもみらい部長の答弁) 次に、保育料を下げることについてです。保育所等のゼロから2歳児クラスに通われている方から徴収している保育料につきましては、国が定めた基準のおおむね7割程度の額で市の徴収基準を設定しております。近隣市と比較した場合、同程度であると認識しているところです。 今後、国の骨太の方針を踏まえ、保育施策全体の在り方の中で、保護者負担について検討してまいります。 (林 浩一 まちづくり計画部長の答弁) また、鎌倉駅のホーム上での安全確保、これについて神奈川県鉄道輸送力増強促進会議を通じてJR東日本へ要望を行っているところでございます。 (森 明彦 都市整備部長の答弁) 白線に凹凸、いわゆるリブ付の車道外側線につきましては、令和4年6月に国土交通省から道路の移動等円滑化に関するガイドラインで設置事例が紹介されました。 続きまして、歩道の確保についてです。 歩行者の安全対策には歩道の整備が欠かせませんが、現状は道路幅員が狭く、道路沿いに多くの家屋が建ち並んでいることから、歩道の拡幅用地を確保することは時間もかかり、困難な状況となっています。そのため、本市におきましては、道路路側のカラー舗装や河川上空を利用した歩道整備、車止めポールの設置などにより、歩行者空間を確保し、安全対策を実施しています。 また、その他の取組といたしましては、常盤の市役所通りにおきまして、車道の路肩を利用し、歩道を広げるなどの取組を行っており、今後も歩行者の安全確保に努めてまいります。
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2、受けられる制度を誰もが こういうことがいろいろなことでありますが、鎌倉市が把握できていることは、鎌倉市のほうから、制度を知らない市民に教えてあげることはできないものでしょうか。いかがですか。 例えば、高齢者でいうと、声かけふれあい収集の制度や介護保険制度など、様々な制度についてです。 |
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(藤林聖治 健康福祉部長の答弁) 市では、これまでも窓口での丁寧な対応などに努めているところでございますが、障害者手帳を所持する方の身近には、往々にしてケアマネジャーや支援事業者、民生委員などの支援者がいることから、そのような支援者を通じまして、行政サービスを必要とする当事者へ情報が伝達されるよう支援者向けの説明会などを行うなどの取組も行っているところでございます。 引き続き市民の立場に立った分かりやすい制度、サービスの御案内や、支援者を介しての情報伝達など、様々な機会を通じて、福祉の制度や福祉サービスを必要とする方に情報が行き届くように努めてまいります。 (服部基己 共生共創部長の答弁) 様々な制度や行政サービスの周知につきましては、「広報かまくら」や、市のホームページなどで市民により分かりやすく伝わるような情報発信に努めているところでございます。 また、個人のライフステージに合わせた制度のお知らせや、生活状況に応じた行政サービスの案内などについては、対象年齢に到達した方への書類送付や、御本人が希望した場合にはSNSを活用したプッシュ通知などを行っているところでございます。 こうした中でも、何らかの理由により必要な情報を入手することが難しい方がいることは認識しており、まずは窓口での対応や地域の方々との関わり合いの中でそうした個人の存在をしっかりと把握し、個人のニーズに応じた支援策の提供につなげていきたいと考えてございます。
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3、指定管理と行政職員の削減について その後、指定管理にしようとした事業者が社会的問題を起こして、図書館においては、今でも指定管理になっていません。しかし、ほとんどの学童保育は指定管理になってしまいました。そして、それ以外の鎌倉市営の体育館や武道館、芸術館なども指定管理になり、障害児の行くあおぞら園も指定管理になってしまい、鎌倉市の生涯学習センターまでもが指定管理になってしまいました。 世界的に見ても、日本の公務員の数は少ない中、鎌倉市がこんなに公務員の数を少なくして、民間にやらせることで、民間のノウハウを使うと言うのなら、鎌倉市の行政の方に勉強をしていただき、民間にやらせることはないと思います。 郵便局でさえ、民営化する前のほうがよかったと思います。なぜ行政職員にその場に合った教育をすることで、直営でできないのでしょうか。図書館は行政の力でやっているのに、なぜ生涯学習センターや、あおぞら園や、学童保育を民間にやらせるのか疑問に思います。 民間にやらせて、行政職員の数を減らすことはとてもおかしく思います。民間の指定管理者の中には、株式会社なども多くあり、もうけたお金で配当を払っているところがほとんどです。郵便局にしても民営化し、3つの会社に分け、配当を払っています。 |
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(服部基己 共生共創部長の答弁) 市では、平成24年4月に「指定管理者制度導入の手引き」を策定し、市の直営による施設の管理運営に比べ、民間のノウハウを活用することで、多様化する市民ニーズに対して専門性を生かし、きめ細かなサービスが提供できることや、管理運営に係る財政的なメリットが見込める場合には指定管理者制度の導入を進めることとしています。 一方、施設の性格や利用状況などを踏まえ、直営が望ましい施設については引き続き市による管理運営を行うこととしております。 公の施設における行政サービスの提供に当たっては、今後も市民ニーズや社会情勢の変化などを見極めた上で、適切な管理運営手法により取り組んでまいります。 指定管理者が雇用する職員の労働条件につきましては、市が策定いたしました「指定管理者制度導入の手引き」において、施設における適切な労働環境の確保に留意することを定めております。 また、指定管理者を選定する際には、外部の有識者で構成する選定委員会を開催し、労働条件を含め評価するとともに選定後も、指定管理者からの定期報告やモニタリングを通じて適切な管理運営に努めているところでございます。 |
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前回、2月の一般質問ができなかったので、できたことをとてもうれしく思います。ありがとうございました。 |