(比留間 彰 共生共創部長の答弁)
目の不自由な方一人一人に合った対応についての御質問です。共生共創部から、総合案内及び広報を所管する立場でお答えいたします。
本庁舎1階の総合案内では、目の不自由な方々が来庁した際、担当課まで同行するなど、一人一人の状況に寄り添い柔軟な対応に心がけているところです。また市からのお知らせを知っていただけるよう、「広報かまくら」は毎号点訳版と音声版を作成しまして、希望者の方に送付するとともにホームページも音声読み上げ機能を設けるなどの対応をしているところです。引き続き、誰もが必要な情報を得ることができるよう、一人一人に寄り添った対応を充実させてまいります。
(内海正彦 総務部長の答弁)
庁舎管理における対応についてお答えいたします。市役所本庁舎では、目の不自由な方のために、障害福祉課の近くの出入口まで点字ブロックや音声案内装置を設置しているところでございます。また障害福祉課の近くのトイレには、トイレに誘導する音声案内装置を取りつけているところでございます。今後も目の不自由な方一人一人に寄り添った対応を、障害福祉課等と協議をしながら進めてまいりたいと考えております。
(田中良一 健康福祉部長の答弁)
健康福祉部の対応についてお答えいたします。視覚障害の内容や程度によって、いろいろなタイプの方がいることは認識をしております。市では視覚障害者への郵便物に点字シールを貼ることや窓口においては書類の代読や代筆をするなど、一人一人の状況に応じた対応を行っているところです。また、日常生活において個々に必要とする支援が異なる点につきましては、用具の給付やガイドヘルパーの派遣などで対応しているほか、音の出る信号機など市が直接対応していない部分については、関係機関への要望などに努めております。今後も当事者の方の御意見などを伺いながら対応してまいりたいと考えております。
(森 明彦 都市整備部長の答弁)
道路の点字ブロックの色についての御質問です。視覚障害者誘導用ブロック、いわゆる点字ブロックの色につきましては、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令及び本市の条例において、黄色その他の周囲の路面との輝度比が大きいことなどにより、当該ブロック部分を容易に認識できる色とするものとしています。本市においては、周囲の路面の色とめり張りがつく黄色で整備を行っております。
(田中良一 健康福祉部長の答弁)
目の不自由な方への日常生活用具についてお答えいたします。身体障害者手帳の等級については、身体障害者福祉法施行規則により定められているところでございますが、障害内容や等級が同じであっても、個人個人の状況は様々であると認識をしております。日常生活用具の給付におきましては、御指摘のような声があることは認識してはございますが、客観性と公平性を担保する観点から、国の定めた等級に基づく給付を行う必要があると考えております。
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(千一の再質問)
3級の方でも字が読めない方もいるので、確認ですが、そういう方には2級の対処にしていただきたいものです。いかがですか。 |
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(松尾 崇 市長の答弁)
3級の方でも字が読めない方がいるので、2級の対処にしていただきたいという御質問です。当事者一人一人の実態に合わせた対応は、日常生活用具の給付においても大事なことであると認識をしておりますけれども、国の定めた障害等級区分にこだわらずに当事者の実態での給付を行うということは、給付制度の客観性と公平性を満たすことが難しくなるために、現状では、医学的な専門知識の裏づけのある障害等級区分を用いることが必要であると考えております。日常生活用具の給付につきましては、個人個人の状況は様々であると認識をしておりますことから、3級の方が必要とする用具につきましては、当事者の声を聞きながら考えてまいりたいと思います。 |
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