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1、重度訪問介護について
重度訪問介護については、鎌倉から東京へ逃げた人たちでは1日22時間とか、1日17時間とか使っております。月50時間でも使っていただけるようになったことは、若干の進歩です。しかし、横浜市では2人介護で、1日24時間使っている方もいます。もっといい周知の徹底をしていただきたいものです。いかがですか。
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(内海正彦 健康福祉部長の答弁)
最初に、重度訪問介護についての再質問でございます。
今回のケースでは、月50時間でございましたが、議員御指摘のような事例があった場合には、必要とする方が必要な時間を使えるように事業所に働きかけていきたいというふうに考えております。
また、御指摘のような利用時間についても、相談事業所を通じて積極的に周知してまいります。
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(小礒一彦 副市長の答弁)
重度訪問介護のお尋ねでございます。
ただいま部長が答弁をいたしましたように、重度訪問介護の周知に当たりましては必要な方が必要とする時間を使えるよう、相談支援事業所と連携しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。
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2、身体障害者を中心とするグループホームについて
横浜市などを参考にグループホームをつくれる制度をなるだけ早くつくっていただきたいものです。いかがですか。
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(小礒一彦 副市長の答弁)
グループホームに対する補助につきましては、横浜市の事例を参考といたしながら、本市の実情に合った有効な支援策の検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
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3、共生条例と中学生の作文について
中学生の作文では、いつも純粋に共生のことを書かれていることに感動いたします。教育長、いかがですか。そして、LGBTの相談件数が質問するたびごとにふえていることは、とてもうれしいことです。心に悩みがある方は、何でも市役所に相談するとよいと思います。
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(安良岡靖史 教育長の答弁)
作文を読みまして、やはり子供たちが毎日の生活の中でともに生きるという思いを持って書いている、思っているということを私たちも本当に大切にしたいというふうに思っているところでございます。
学校におきましては、インクルーシブ教育に取り組みながら、地域でともに学び、ともに育つ教育の環境づくりというものを進めていくとともに、子供たちがお互いの多様性を理解しながら、尊重できる教育というものを進めてまいりたいというふうに思っています。そのことが本当に純粋に共生のことを考えることのできる子供を育てていくことにつながるというふうに考えているところでございます。
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(比留間彰 共創計画部長の答弁)
LGBTの相談件数に関する御質問です。
相談されている方々は、まだまだ一部にすぎないことは認識しております。性的マイノリティーを含め、社会的弱者の方々に対する理解を広げるとともに、1人で悩むことなく相談できるチャンネルをふやしていきたいと考えております。
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4、古都保存とバリアフリーについて
海蔵寺には、車椅子でも中に行けるルートはできそうですか。また、鎌倉宮はスロープができ、本殿まで行けるルートができたのですから、八幡宮などの社寺なども行けるように、やる気があればできると思います。そういえば、最近、市長は鎌倉を世界遺産にとは言わなくなったのは、なぜですか。京都の清水寺など、大きな社寺では、車椅子で行けるルートがあるところが多いです。鎌倉の宗教団体では、キリスト教はほとんど中まで入れるスロープが、後づけではありますがつけてあります。鎌倉の社寺も京都のようにバリアフリーになると、世界に誇れると思います。市長、いかがでしょう。
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(松尾崇 市長の答弁)
誰もが自分らしく生き生きと暮らすことができる共生社会をつくっていくということが求められているというふうに考えております。今後も継続的に啓発に努めるとともに、制度面での充実にも努めてまいりたいというふうに考えております。
海蔵寺のバリアフリーについてです。
海蔵寺につきましては、今回、御質問を受けまして、直接、職員が訪問し、要望を伝えているというところでございます。
鎌倉市内の社寺におけるバリアフリーの対応につきましても、これまでも御質問いただいておりますが、機会があるたびに関係者にお願いをさせていただいておりまして、今後も継続してお願いをしてまいりたいというふうに思っております。スロープを設置していただいている社寺もありまして、そのようなところがふえていくよう、関係者に引き続きお願いをしてまいります。
世界遺産につきましては、現在、近年の登録審査がより一層厳しさを増している中で、比較研究の成果を踏まえ、新たなコンセプトがICOMOSが認める顕著な普遍的価値に到達できるのかどうか、その可能性を見きわめながら、慎重に検討を進めているところでございます。
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