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住んでいる人にとって一度でも迷惑になるごみ捨てや排せつ物について
住んでいる人にとって一度でも迷惑になるごみ捨てや排せつ物について。鎌倉の大仏近くに住む方たちから、家の敷地内によくごみが捨てられているから困って引っ越ししようかと悩んでいる方が少なくありません。そして、少し奥に入った家の方からは、よくふん尿をされてとても困っているそうです。そのような家がたくさんあります。観光をしてくださることはとてもよいことですが、ごみを捨てていったり、ふん尿をされるのはとても迷惑なことです。嫌気が差してそこの住民の方が引っ越していくことも少なくありません。そのような不快なことはなくしていただきたいものです。いかがですか。
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(石井康則 環境部長の答弁)
観光に伴うごみ捨て等、不快な事項についての御質問でございます。敷地内へのごみのポイ捨てだけではなく、排便をするなどの悪質な行為は、不法投棄として犯罪に当たる行為であることから、警察による巡回の強化といった協力要請を警察に行っていくことが必要と考えております。市としても、鎌倉への来訪者に向けたごみの持ち帰り、ポイ捨ての禁止や不法投棄禁止を看板や路面シートの設置により、注意喚起を行っていきたいと考えております。来訪者にマナーを守るよう、今後も広報等の周知をさらに強化してまいります。 |
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(奈須菊夫 市民活動部長の答弁)
民間が作成している観光マップには、多目的トイレの位置が載っていないが、協議を行っていただけないかという御質問でございます。現在、市で発行していますマップをホームページ上で公開しております。また、平成27年5月に策定しました、鎌倉市オープンデータの推進に関する指針に基づきまして、市内公衆トイレ情報をオープンデータとして公開しております。今後も多目的トイレの情報を公開していくとともに、観光案内マップを広く配布している事業者に情報提供してまいります。続きまして、鎌倉駅西口駅近くに公衆トイレがない、工夫してふやしていただきたいがという御質問でございます。鎌倉駅西口駅近くについては、公衆トイレを整備するスペースがないことから、現在、駅前のコンビニエンスストアにトイレ協力店として御協力いただいているところでございます。現在西口付近での用地確保にめどが立っていない中、引き続き、JRとコンビニエンスストアの協力を得ながら対応してまいりたいと考えております。
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(松尾崇 市長の答弁)
優生思想の考え方でございます。
障害者基本法でも、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を築いていくということを理念としているというところでございます。私としましても優生思想という考え方を取り入れるということは全く考えていないところでございます。しかしながらそれを感じるような場面というのが現代社会の至る場面であるという御指摘であろうと思います。こうした思想に至らないような教育ということにも十分力を入れていく必要があると考えます。 |
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(内海正彦 健康福祉部長の答弁)
津久井やまゆり園の再生に関して神奈川県は一人一人の意思を尊重してほしいと思うがいかがかについての御質問でございます。
津久井やまゆり園の再建に当たっては、当然利用者一人一人の意思が尊重されるべきであると考えているところでございます。神奈川県は再建に向け、「津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部」を設置して協議を行い、平成29年8月に津久井やまゆり園再生基本構想策定案をまとめたところでございます。策定に至るまでいろいろな議論を得る中で、家族会や障害者団体、有識者などの意見を聞いていると認識しているところでございます。この策定案では今後の生活の場の選択に当たって、可能な限り本人がみずから意思決定できるよう支援する意思決定支援の仕組みを取り入れているとされていることから、利用者一人一人の意思が反映されるものと考えているところでございます。
続きまして、介護体制・看護体制が整っていればどんな障害を持った方でもよりよい生き方ができると思うがいかがかについての質問でございます。
障害者の方が御自宅やグループホームで生活していく上で、介護体制・看護体制を整えることについては医療的ケアを含む24時間の支援体制など課題が多くあるところでございますが、安心・安全な環境や体制が整備されればよりよい生活・よりよい生き方ができる可能性が広がるものと考えております。
現在次期障害者福祉計画の策定を進めるところでございますので、障害のある方が地域でよりよく生きるため、介護・看護体制の整備などの地域生活への支援策について検討をしてまいります。
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(松尾崇 市長の答弁)
やまゆり園のこの事件ですけれども、障害者の方への差別や偏見、また優生思想、こういう問題が改めて浮き彫りになった本当に大きな事件であるということでございます。このことを決して忘れることなく、私たちが改めてこの事件について考え、そしてこれからのあるべき社会の姿ということを提示をしていくということが必要であろうと思っています。
神奈川県では「ともに生きる社会かながわ憲章」というものを策定をしたところでございますけれども、鎌倉市としましてもこれに連動する形でさまざまな市内でのイベント等でもこの考え方ということを起用するということに協力をさせていただいているところです。それを基本にしながらさまざま教育の場面等でも教育委員会等とも連携しながら、こうした考え方ということの普及に努めてまいりたいと思います。 |
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トイレについて
人口17万人の鎌倉市において1年間に2000万人以上の来訪者があります。しかし、観光案内所にある観光案内には、多目的トイレの位置は載っていますが、民間が作成しているマップには載ってないものがあります。今後民間事業者に多目的トイレの掲載について協議を行っていただきたいと思いますが、いかがですか。
そしてまた公衆トイレをふやしていただきたいものです。例を挙げれば、鎌倉駅西口近くには公衆トイレがありません。そのほかにも人が多く通るところにもありません。ぜひとも何とか工夫してもらいたいものです。いかがですか。
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(奈須菊夫 市民活動部長の答弁)
民間が作成している観光マップには、多目的トイレの位置が載っていないが、協議を行っていただけないかという御質問でございます。現在、市で発行していますマップをホームページ上で公開しております。また、平成27年5月に策定しました、鎌倉市オープンデータの推進に関する指針に基づきまして、市内公衆トイレ情報をオープンデータとして公開しております。今後も多目的トイレの情報を公開していくとともに、観光案内マップを広く配布している事業者に情報提供してまいります。続きまして、鎌倉駅西口駅近くに公衆トイレがない、工夫してふやしていただきたいがという御質問でございます。鎌倉駅西口駅近くについては、公衆トイレを整備するスペースがないことから、現在、駅前のコンビニエンスストアにトイレ協力店として御協力いただいているところでございます。現在西口付近での用地確保にめどが立っていない中、引き続き、JRとコンビニエンスストアの協力を得ながら対応してまいりたいと考えております。
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(比留間彰 経営企画部長の答弁)
LGBTで悩んでいる成人の方への対応についての御質問です。
現在性的マイノリティーで悩まれている成人の方々への相談については、人権擁護委員による人権相談や女性相談で受付・対応するとともに、全国共通の相談専用ダイヤルを御紹介することとしておりますが、本市におきましてはこれまで成人の方の性的マイノリティーの御相談を受けたという実績はございません。このため今後相談窓口の周知などを行うことにより、より相談を受けやすい体制をつくっていきたいと考えております。
なお市では性的マイノリティーの方々への理解を深めるために、市民の方々、職員、さらには教職員への講演会等の開催など啓発活動にも努めているところでございます。
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(答弁に対する千一の再質問)
LGBTにつきましても介護対策につきましても、同僚議員が言われていたように、高齢者の7割が家にいるというものにつながるものがあると思います。いかがですか。
LGBTについては大人になっても言いにくいのに、ましてや少年期や青年期には人に知られたくないという風潮が鎌倉市には多くあると思われます。そういう風潮をなくし、誰もが当たり前のごとく捉えられる社会にしていきたいものです。いかがですか。
そのためにどういうことをしたらよいと思われますか。
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(安良岡靖史 教育長の答弁)
LGBTの方の中で、大人になっても家に引きこもってしまう方が多いという中では、学齢期の教育や啓発が大切であるというふうに考えております。そうしますと子供を指導する先生の研修というものもこれから教育委員会でも取り組んでまいりたいと考えております。
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(松尾崇 市長の答弁)
性的マイノリティーという考え方というんでしょうか、認知が余りされてこなかったと思います。そういうことからしますと成人の方、特に高齢者の方々はそうした悩みを一人で抱え込んで結果的に御指摘のように引きこもるような要因にもつながっているということもあるんだろうと思います。これまで市では相談窓口ですとか相談しやすい体制づくりというのを取り組んできているところではありますが、より一層、教育委員会とも連携をしながらこうした相談窓口の体制ということを推進してまいりたいと考えます。
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(安良岡靖史 教育長の答弁)
少年期や青年期の子供たち、知られたくないという思いがあるという中で学校での取り組みということでございます。
LGBTで悩んでいる子供へは、早い段階からの支援が大切であると考えております。学校では子供の変化をいち早く発見し、そして早い段階から相談や支援ができる体制づくりと、お互いの違いを認め合える人間関係づくりに今後も取り組んでまいりたいと考えております。
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今度の東京オリンピック・パラリンピックまでにやらなければならないこと・できること
東京オリンピック・パラリンピックまであと2年ちょっとです。江の島沖も競技会場になり、横浜スタジアムも競技会場になります。当然、鎌倉にも世界中から来てくださる方々をお迎えしなければなりません。
まず、今でも困っている交通状況などを、どうするか考えなければなりません。
①自動車・バスなどの渋滞はどうするおつもりですか。
②人につきましては、どう安全に歩いていただくおつもりですか。
③江ノ電の混雑の状況は、どうするおつもりですか。
④JR鎌倉駅のホームの混雑は、どうするおつもりですか。
⑤視覚障害者の方の点字ブロックが中途半端な状況を、どうするおつもりですか。
⑥神社仏閣などに行きたい車椅子の方も多く来られると思いますが、段差の解消に文化庁などの協力が必要だと思いますが、いかがですか。
⑦市道・県道・国道と、どこの管轄にかかわらず、道路整備が必要だと思いますが、いかがですか。そして、横断歩道があるけれども交通量が多くて歩行者用信号がないところがたくさんあります。観光客が多く通るところは特に危険です。対策が必要ですが、いかがですか。
⑧鎌倉市の宿泊施設については、民泊も含め、今後どう対策をとるおつもりですか。
⑨この時期に万が一地震など災害が起こった場合、どのような対策をお考えですか。
⑩1でのごみや排せつ物に関連しますが、来訪者が多くなると事態が悪化する可能性もあります。このようなことを防ぐ対策をどのように考えていますか。
⑪2でのトイレにも関連しますが、多目的トイレや一般のトイレ増設や整備が必要となってきますが、その対策はどう考えていますか。
⑫治安については、どうお考えですか。
⑬観光案内標識や名所の表示が小さくてわかりにくいという声がありますが、もっと大きくわかりやすくしていただきたいものです。いかがですか。
⑭駅や小町通りなど、人が多く通るところに、災害時の情報が聴覚障害のある方や外国人に伝わるような掲示板をつくっていただきたいが、いかがですか。
⑮オリンピック・パラリンピックのときに、外国語ができる観光案内の人がところどころにいるといいと思いますが、いかがですか。 |
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(齋藤和徳 まちづくり景観部長の答弁)
東京オリンピック・パラリンピックに向けての自動車・バスなどの渋滞はどうするのかという御質問です。オリンピック・パラリンピックの開催に伴う、来訪者の増加に対しましては、交通需要マネジメント施策をより一層進めていくことといたしまして、パークアンドライドや鎌倉フリー環境手形のさらなる周知など、より利用しやすいサービスの実施を目指してまいります。また、(仮称)鎌倉ロードプライシングについても、引き続き検討を進めて、国土交通省の観光イノベーション地域としての取り組みと連携をしつつ、平成31年度の社会実験の実施に向けて取り組んでまいります。
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(樋田浩一 都市整備部長の答弁)
人については、どう安全に歩いていただくのかという御質問でございます。歩行者の安全対策には、基本的に歩道の整備が欠かせませんが、現状は道路幅員が狭く道路沿いに多くの家屋が立ち並んでいることから、歩道の拡幅用地を確保することは時間もかかり、難しい状況となっております。そのため、道路路側のカラー舗装や河川の状況を利用した歩道整備、車どめポールの設置などにより、歩行者空間を確保し安全対策を実施しているところでございます。今後も歩行者の安全確保に努めてまいります。
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(齋藤和徳 まちづくり景観部長の答弁)
江ノ電の混雑の状況はどうするのかという御質問です。神奈川県鉄道輸送力増強促進会議におきまして、江ノ島電鉄に対して輸送力の増強を要望しております。江ノ島電鉄からは、車体更新時におきまして、フリースペースの多い車両とすることにより乗車人員をふやすとともに、主要混雑駅の改善により駅滞留スペースの確保などの検討を進めていることを確認してございます。また、ことしの5月に行いました、江ノ電混雑対策としての、住民を対象とした駅構内への優先入場の社会実験につきましては、平成30年のゴールデンウィーク期間中における実施日の拡大を含めまして、引き続き江ノ島電鉄と協議を行ってまいります。続きまして、JR鎌倉駅のホームの混雑についての御質問です。神奈川県鉄道輸送力増強促進会議におきまして、JR東日本に対しましては、鎌倉駅でのホーム上での安全性の確保を要望しておりまして、JR東日本からは観光シーズンなど多数の乗降客が見込まれる際には、ホームやコンコースゾーンに社員やガードマンを配置し、安全確保に取り組むことを確認してございます。また、早期にホームドアが設置されるよう、引き続き同会議を通じましてJRに要望していくとともに、JRと直接の協議の場を設けるなどして要請をしてまいります。
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(樋田浩一 都市整備部長部長の答弁)
点字ブロックが中途半端な状況をどうするつもりなのかという御質問でございます。点字ブロックにつきましては、移動円滑化基本構想に基づき、順次整備を進めているところでございますが、駅から公共施設等を結ぶ特定道路や準特定道路におきまして、御指摘のとおり設置されていない箇所がございます。こうしましたことから、平成29年度は鎌倉駅西口周辺と湘南深沢駅周辺を整備することとしておりまして、現在入札の手続等を行っております。平成30年度は御成小学校前から鎌倉市福祉センターまでの整備を行うため、現在地元調整を進めているところでございます。
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(桝渕規彰 文化財部長部長の答弁)
神社仏閣などの段差の解消に向けてに関するお尋ねでございます。史跡や建造物など指定文化財の整備や修理を行う際には、文化財としての価値を損なわない範囲で段差の解消などをしていただくよう、これまでも折に触れ社寺にお願いしてきたところでございます。文化庁や県は、指定文化財の整備や修理に当たり、補助金の交付や技術的な指導・助言などの支援という形で協力いただいておりますが、今後も文化庁・県と協議をしながら段差の解消に向けまして社寺に御協力いただけるようお願いしていきたいと考えております。
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(樋田浩一 都市整備部長部長の答弁)
市道・県道・国道と、どこの管轄にかかわらず道路整備が必要だと思うがという御質問でございます。市道の舗装につきましては、道路舗装修繕計画に基づき、順次整備を進めているところでございます。また、国道・県道につきましては、引き続き国・県に要請を行うとともに、市といたしましても十分連携を図り、道路整備に向けて取り組みを進めてまいります。
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(柿崎雅之 防災安全部長部長の答弁)
歩行者用信号についてのお尋ねでございます。新たな信号機の設置につきましては、管轄している警察署が交通環境の観点から必要性を判断した上で、神奈川県警察本部に上申し、神奈川県公安委員会が設置の可否につきまして決定しているところであります。新設される信号機につきましては、神奈川県全体で年間20カ所程度で、その多くは道路の新設等に伴うものでありまして、既存の横断歩道に新たに信号機を設置するのは、なかなか難しい状況にあると聞いているところでございます。このような状況の中におきまして、議員も御承知のとおり、本年平成29年6月定例会後に、千議員に防災安全部及び健康福祉部の職員が同行いたしまして、鎌倉警察署を訪問いたしまして、信号機の増設についてその必要性を伝えたところ、上申してもすぐに設置できるとは限らないが、必要と思われる箇所につきましては積極的に上申をしていきたい旨の回答をいただいたところでございます。本市といたしましては、信号機の設置が道路交通の安全向上に資するものであることから、今後も積極的に信号機の設置要望を所轄の警察署に伝えていく所存であります。
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(奈須菊夫 市民活動部長部長の答弁)
宿泊施設について、民泊を含め、今後どうするのかという御質問でございます。鎌倉には宿泊しなければ体験・体感できない魅力が多くあることから、泊まる観光を推進していくこととしており、民泊も一定の需要を満たす形態の一つであり、こうしたさまざまな宿泊形態を整えることが有効であると考えております。本年4月に施行いたしました、鎌倉市企業立地等促進条例では、宿泊業を初めとした4業種が、市内で新たに立地、設備投資を行う場合に税の軽減措置を設けており、この制度も活用し宿泊施設の立地を促進してまいりたいと考えております。
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(柿崎雅之 防災安全部長部長の答弁)
オリンピック・パラリンピック開催時の防災対策についてでございます。本市の防災対策は、地域にお住まいの住民の方々だけではなく、観光都市としての特性を踏まえまして、帰宅困難者対策等についても重点的に取り組んでおりまして、一時滞在施設の指定や帰宅困難者向けの備蓄等を進めております。また、避難誘導につきましても、地域の皆さんが率先避難者となって、地理に不安な観光客や外国人の方々を誘導していただけるよう、日ごろの訓練や誘導用のフラッグ配布などを行っているところであります。今後も地域の皆様や関連機関と連携いたしまして、円滑な誘導避難を行えるよう、体制づくりに努めてまいる所存でございます。 |
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(石井康則 環境部長部長の答弁)
ごみ捨てなど、来訪者が多くなった場合の対策についての御質問でございます。ごみの持ち込みやごみのポイ捨て禁止については、来訪者に守っていただきたいマナーを、日本語のほかに英語や中国語などの多言語で表記したポケットティッシュを作成し、キャンペーン活動を行っているところでございます。さらに観光マップ、路面シートなどのツールやホームページ、SNS、観光案内版などの媒体を使った情報発信や公共交通機関との連携など、さまざまな機会を利用して来訪者にマナーを守っていただけるように、周知啓発を強化してまいります。
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(奈須菊夫 市民活動部長部長の答弁)
多目的トイレや一般のトイレ増設の対策はという御質問でございます。現在、観光商工課で所管しております公衆トイレは35カ所あり、老朽化などにより改築が必要となる際には、原則として多目的トイレを併設することとし、整備を進めております。トイレ増設については、市が直接整備するには限界があることから、公衆便所建設費等補助金制度を設け、民間による公衆トイレ新規建設を支援しております。また、既にある民間で整備したトイレについても、公衆トイレとして位置づけるため、市と管理に関する協定を締結しております。
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(柿崎雅之 防災安全部長部長の答弁)
次に、オリンピック・パラリンピック開催時の治安対策についてのお尋ねでございます。治安対策は、外国人を含む観光客や競技観戦者などの雑踏警備、マナー啓発、防犯対策及びテロ対策など、幅広い分野にわたっております。オリパラ開催時におけます治安対策につきましては、国を通じ神奈川県や警察などから、治安対策につきましての指示・協力依頼がなされることから、本市に指示された役割につきましては全面的に協力いたしまして、万全の対応を図るとともに、大会会場となる藤沢市や関係機関と緊密に連携をいたしながら治安対策に取り組んでまいりたいと考えております。また、治安対策の一つとして、障害者の方々や高齢者の方々などが、安全かつ安心して外出ができるよう、福祉部門とも連携いたしまして、合理的配慮がなされたマナーの啓発にも努めてまいりたいと考えてございます。
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(奈須菊夫 市民活動部長部長の答弁)
観光案内標識や名所の表示をもっと大きくわかりやすくという御質問でございます。観光案内標識や名所の表示については、本市の公共サインの指針を定めた、鎌倉市公共サイン整備マニュアルでサイズ等を決めておりまして、その範囲内で近隣の住民の方々と協議し決定しております。現在、この指針の改定を行っており、新たな指針をもとに適時必要な改修に努めてまいります。
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(柿崎雅之 防災安全部長部長の答弁)
災害時の情報伝達についてのお尋ねでございます。現在、津波避難のための路面シートや避難場所の案内標識につきましては、世界共通のピクトサインを採用いたしまして、視覚に訴える形で整備を進めているほか、英語を併記いたしまして外国人の方々にも理解していただけるような形態をとっているところでございます。さらに、平成29年度から津波避難のための路面シートや避難場所の案内標識などの、総点検及び再構築の計画を進めているところでございます。この結果を踏まえまして、さらにわかりやすい災害情報の提供を図ってまいりたいと考えてございます。
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(比留間彰 経営企画部長部長の答弁)
ただいま、防災安全部から答弁がありました、災害情報の提供に関する事業など、誰もが安心して行き来ができるまちづくり、安心で安全なまちづくりに向けた取り組みを進めていくことは、オリンピック・パラリンピックを迎えるに当たっても、大変重要なことであると認識しております。これまでも機会を捉えて、国・県などに財政的な支援や新たな制度の創設を要請してまいりましたが、引き続き担当部署とも連携し、オリンピックに向けた事業として国・県の協力を得られるよう、要望を行っていきたいと考えております。
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(奈須菊夫 市民活動部長部長の答弁)
オリンピック・パラリンピックのときに、外国語ができる観光案内員の人についてという御質問でございます。現在、外国語で観光案内を行うことができる方々が、観光協会に観光案内ボランティアの登録をし、インバウンド対応として活動を行っております。観光協会では、今年度、新たな人材を募集し研修を行うなど、外国語の観光案内業務の充実に向け取り組んでいるところでございます。東京オリンピック・パラリンピックの開催により、訪日観光客が増加し、外国語ができる観光案内スタッフが今以上に必要になることが予想されるため、観光案内ができる方々の充実とともに配置場所についても検討してまいりたいと考えております。 |
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(答弁に対する千一の再質問)
今度の東京オリンピック・パラリンピックまでにやらなければならないこと・できること。
●JR鎌倉駅のホームについて。鎌倉駅のホームは特に狭く、階段の横に鉄の柱が立っているところもあります。私が車椅子で通るときもぎりぎりで怖い限りです。あそこにホームドアがつけられるのかどうかが心配です。ホームドアをつけたとしても車椅子が通れなくなってしまったら、逆に困ります。何とか工夫をしてホームドアをつけていただきたいものです。いかがですか。JR鎌倉駅に聞いていただきたいものです。いかがですか。
●宿泊施設について。空き家を活用することは考えていませんか。
●神社仏閣について。東京オリンピック・パラリンピックですから、特に強く文化庁に働きかけてほしいものです。いかがですか。
●災害対策について。もっと具体的にお答えください。
●聴覚障害のある方への対応について。先ほどの答弁にあった掲示板とは、電光掲示板のことですか。
●点字ブロックについて。点字ブロックにつきましては、公共施設ばかりではなく、観光コース、神社仏閣などに行けるようにもつけていただきたいものです。観光する視覚障害のある方は、神社仏閣の雰囲気を観光したいのですから。
●トイレについて。今、鎌倉駅西口では、コンビニのトイレを活用しているとお聞きしましたが、やはり東京オリンピック・パラリンピックを迎え、それだけでは無理があると思われるので、ぜひとも公衆トイレをつくっていただきたいのですが、いかがですか。
●最後に、市長におかれましては、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、どういう準備が必要だと考えますか。
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(小礒一彦 副市長の答弁)
初めに、ホームドアのお尋ねでございます。先ほどまちづくり景観部長から御答弁をいたしましたように、神奈川県の鉄道輸送力増強促進会議におきまして、JR東日本に対し、鎌倉駅のホーム上の安全性の確保について要望いたしております。引き続き、同会議を通じまして、JRに要望してまいります。また、先日10月5日でございますけれども、JR鎌倉駅を所管いたします、JR東日本横浜支社長とお会いしまして、ホームドアの設置につきましてお願いをしてまいりました。引き続き、ホームドアの設置など、駅の安全対策につきまして、JRに要請してまいります。
二つ目の、宿泊施設に空き家をというお尋ねでございます。空き家につきましては、私有財産でございますので、その適切な管理につきましては、所有者などの責任において行っていただくことになります。現在、市といたしましては、空き家を宿泊施設へ活用するということを積極的に推進することは考えておりません。
次に、神社仏閣を文化庁に働きかけをということでございますが、東京オリンピック・パラリンピックに向けましては、社寺が行う整備・修理について、バリアフリー対策を補助事業とするよう、また社寺のバリアフリー対策へ指導を強化するよう、文化庁に積極的にお願いしてまいります。
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(柿崎雅之 防災安全部長の答弁)
災害対策について、具体的にということでございますが、繰り返しになりますが、現在、避難のための誘導表示につきましては、視覚認識ができる世界共通のピクトサインを採用して表示しております。また、避難誘導については、地元の商店街に誘導用のオレンジフラッグを配布いたしまして、率先避難者としての協力もお願いしているところでございます。いずれにいたしましても、オリパラ開催時に特化した災害対策につきましては、今後とも引き続き具体策について検討を続けていきたいと思います。
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(小礒一彦 副市長の答弁)
点字ブロックについてのお尋ねでございます。観光コースや神社仏閣などに至る、道路の点字ブロックの設置につきましては、移動円滑化等基本構想に基づく鎌倉市道路事業特定計画におきまして、定めた特定道路、また準特定道路を優先的に整備することとしております。観光コース、神社仏閣に至る道路の点字ブロックにつきましては、その整備状況を踏まえまして見きわめてまいりたいと考えております。なお、鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ至る県道につきましては、特定道路に指定しておりまして、点字ブロックの設置につきましては、神奈川県と協議しておりますけれども、道路幅が狭いなどの理由によりまして、残念ながら現状では実現に至っておりません。
続きまして、トイレのお尋ねでございます。鎌倉駅西口付近におけます公衆トイレの整備につきましては、建設する用地買収につきまして努力をいたしておりますが、現状では実現に至っておりません。引き続き、情報収集に努めてまいります。
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(松尾崇 市長の答弁)
オリンピック・パラリンピックに向けて、多くの人々が本市を訪れることになります。鎌倉の町の魅力を発信する、よい機会であると捉えています。このためまずは来訪者も含めまして、市民誰もが安全で快適に過ごせる環境を整えていくということが必要で、御指摘にもございました防災面のソフト・ハードの充実や、ユニバーサルデザインの推進に取り組んでいかなければならないと考えております。それとあわせまして、本市の歴史や文化にさらに磨きをかけてまいりたいと考えています。
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