|
車椅子などでも来訪してくれる観光客の対応について
車椅子などでも来訪してくれる観光客への対応について。私のところに時折、遠方より鎌倉に車椅子で観光に行きたいのですが、そのルートを教えてくださいとメールなどお尋ねの連絡があります。きっと私のホームページの一部のバリアフリーマップを見てのことだと思います。
しかしながら、鎌倉駅西口の横にある観光協会には、私でも3人の介助者がいなければ行けない大きな1段の段差があり、とても恥ずかしくて、駅から近いので観光協会に行きなさいとは言えません。段葛に行くにも、初めから2段の段差があるので、途中の三井住友銀行のところからしか入れませんとはなかなか言いにくいものがあります。八幡宮では、その時期に予約しておけば流鏑馬は見られます。鎌倉宮の本殿にはスロープもあり、行くことはでき、薪能を見ることもできます。しかし、八幡宮の本殿は階段しか行くルートしかなく、見ることはできません。そして、江ノ電に乗り、長谷駅でおり、気をつけて行けば大仏には行けます。しかし、長谷寺には入れますが、1階しか行けません。
もっともっと行けるところはたくさんあると思いますので、車椅子散策マップを鎌倉市観光商工課と観光協会が、トイレ、飲食店、お土産屋なども含めたものをつくっていただきたいのです。いかがですか。
|
|
(奈須菊夫 市民活動部長の答弁)
車椅子の散策マップについての御質問でございます。
市内の市民団体が発行する鎌倉市内の名所を案内した車椅子利用者用のガイドマップを作成しておりましたが、近年改定されておりません。観光にもバリアフリーの視点は必要であり、当事者団体等の意見を伺いながら、最新の情報を提供できる散策マップの作成について、担い手も含めて検討してまいります。 |
|
(答弁に対する千一の再質問)
観光協会に行く1段の段差を何とか工夫してスロープにしていただきたいものです。いかがですか。
|
|
(小礒一彦 副市長の答弁)
車椅子などでも来訪してくれる観光客の対応につきましてお答えいたします。スロープの設置の可能性につきまして、関連する土地の所有者ですとか建物所有者と協議してまいりたいと考えております。 |
|
|
|
子どもの家の事件について
最近、鎌倉市の子どもの家の職員が子供に関してのいかがわしい事件で逮捕されました。逮捕された職員は、採用時、前科があったことも明らかになりました。それは、去年19人が殺害された相模原のやまゆり園の事件につながるものだと思います。
2月の私の一般質問での指定管理についての市長の御答弁として、職員を採用する際には十分その人物像を見きわめた上で採用するよう求めていきたいと思います、また、採用された職員につきましても、研修などを通じて資質向上を行い、鎌倉でこのような事件が起きないように努めてまいりたいと考えていますとのことでした。それから何カ月もたたないうちにこのような事件が発覚してしまいました。このことを市長や、その担当部長はどうお考えですか。
|
|
(進藤勝 こどもみらい部長の答弁)
子どもの家に勤務する非常勤嘱託員が子供に関してのいかがわしい事件で逮捕されたことを受けまして、この嘱託員が採用時前科がありましたことから、職員を採用するに当たり、賞罰欄の記載欄を設けるとともに、申し込み時に虚偽記載があった場合、採用を取り消す旨を募集要項に記載することといたしました。
指定管理者に対しましては、職員の採用の際、適切な資質を有する者を採用することを仕様書に明記するとともに、研修等を通じ、より一層資質向上に努めていくことを求めていきます。
(松尾崇 市長の答弁)
子供を守る立場にある者が児童を対象とした犯罪に及んだことについて、非常に強い憤りを感じるとともに、被害に遭われた児童の御家族、また子どもの家の児童、保護者の皆様に深くおわびを申し上げます。
やまゆり園の事件からも、子供や福祉にかかわる職員の資質についてはより丁寧に見きわめていく必要性を改めて痛感しているところです。二度とこのような事件が起こることがないよう、職員の採用に当たりましてはより一層留意していくとともに、改めて職員の綱紀粛正に努めてまいります。
|
|
|
|
学校にエレベーターを
私は最近、植木小学校と今泉小学校の特別支援学級を視察しました。2校ともとてもすばらしい教育とすばらしい設備に感動しました。しかし、どちらも場所が2階にあり、しかもエレベーターがなかったので、同行した市役所の職員の方や学校の職員の方5人から8人が車椅子ごと1階から2階まで階段を手で持ち運んでくださりました。とても丁寧に対応していただき、感謝に堪えません。しかしながら、障害のある児童を教育するにもかかわらず、身体に障害を持つ児童は行けません。
そして、以前、手広中学校で目の不自由な教師が行う授業の視察の誘いを受けました。しかし、授業は2階でやるということで、エレベーターがなく、階段しかないと言われたので、断念せざるを得ませんでした。
また、学校は災害など非常時には避難所ともなります。その点で高齢の方や障害のある方のためにはエレベーターがぜひとも必要だと思います。エレベーターをつけていただきたいのですが、いかがですか。 |
|
(佐藤尚之 教育部長の答弁)
学校のエレベーターの関係の御質問でございました。
エレベーターにつきましては、学校施設のバリアフリー化を推進する上で重要な設備であると認識してございます。これまでにも学校の建てかえ時などの時期を捉えましてエレベーターを設置してきたところでございます。学校の建てかえの際には、法令に基づきエレベーター設置を含めたバリアフリー化に関する整備を行うとともに、既存の学校につきましても、車椅子利用など合理的な配慮を要する児童・生徒の入学等に合わせまして、エレベーターの設置に取り組んでまいります。
|
|
|
|
信号のない横断歩道と点字ブロックについて
以前も質問しましたが、社協近くの信号と、社協と鎌倉中央図書館近くに点字ブロックはどのようになっていますか。まずそれをお聞かせください。
そして、鎌倉市内には信号が必要と思われる横断歩道がたくさんあります。それは特に交通量が多いところです。この間そのようなところで痛ましい事故がありました。そのような横断歩道がたくさんあります。鎌倉市としてはこのことをどう考えていますか。いかがですか。
|
|
(柿崎雅之 防災安全部長の答弁)
次に、社協近くの信号についての御質問でございますが、議員御指摘の御成中学校入り口交差点への歩行者信号設置の可能性につきまして、2月定例会後に再度鎌倉警察署に確認いたしましたが、当該箇所の現在の状況では、道路が狭いため、新たに歩行者用信号機を設置することはスペース的に非常に難しい状況であるとのことでございました。
このような状況ではございますが、歩行者用信号機の設置が可能となるような手法や工夫につきまして、今後も所轄の鎌倉警察署や道路管理者と、関係部局と調整を図ってまいりたいと考えております。
(樋田浩一 都市整備部長の答弁)
点字ブロックについての御質問です。
御成小学校から福祉センターや鎌倉中央図書館までの点字ブロックの整備につきましては、今年度、関係団体や地域の皆様と協議を進め、協議が調い次第整備を行ってまいります。
(柿崎雅之 防災安全部長の答弁)
続きまして、信号が必要と思われる横断歩道についての御質問でございますが、新たな信号機の設置につきましては、管轄しております警察署が交通環境の観点から必要性を判断した上で、神奈川県警察本部に上申いたしまして、神奈川県公安委員会が設置の可否について決定しているところでございます。新設される信号機は神奈川県全体で年間20カ所程度で、その多くは道路の新設に伴うものであり、既存の横断歩道に新たに信号機を設置することは現状ではなかなか難しい状況にあると聞いております。
しかしながら、このような状況ではございますが、市といたしましては、信号機の設置が道路交通の安全向上に資するものであることから、市民の皆様などから信号機の設置要望があった場合につきましては、その趣旨を所管の警察署に伝えるところであり、今後も続けてまいりたいと考えております。
|
|
(答弁に対する千一の再質問)
毎回同じような質問をしていますが、なるべく早くやってほしいものです。いかがですか。
|
|
(小礒一彦 副市長の答弁)
信号のない横断歩道につきましてでございますが、点字ブロックにつきましては、先ほど部長から御答弁いたしましたとおり、協議が調い次第できるだけ早く整備してまいります。
また、歩行者用の信号の設置につきましては、これは神奈川県警のお話もございますように、現状では物理的に難しい状況にあると認識してございますが、当該場所における歩行者用の信号の設置の必要性につきましては十分理解しておりますので、さまざまな工夫を行いながら、設置ができるような手法につきまして検討していただくよう、神奈川県警察本部などに伝えてまいりたいと考えております。
|
|
|
|
重度訪問介護について
「保護なめんな」で有名になった小田原市でさえ、重度訪問介護の平成28年7月の実績として、人口19万人中4人もいました。また、その他の市でも、厚木市は人口22万人中19人、綾瀬市は人口8万3000人中4人いました。隣の逗子市でさえ、人口5万7000人しかいないのにもかかわらず一人いました。鎌倉市の在宅訪問をする事業所は28社ありながら、一つも重度訪問介護をやる事業所がないのは、世界遺産を目指している鎌倉市としてはお寒い限りです。
ことしの3月には国や県に対する重度訪問介護などの意見書が総員で採択されました。しかし、鎌倉市で一つも利用できるところがなく、一人も利用者がいないというのは説得力に欠けます。あの有名な小田原市でさえ4人やっているというのにと思います。いかがですか。
|
|
(内海正彦 健康福祉部長の答弁)
重度訪問介護についての御質問でございます。
議員御指摘のとおり、平成28年7月には重度訪問介護を利用している方はおりませんでしたが、平成28年6月に国が入院中の方の外出利用について重度訪問介護などが使えることを明確に示したことから、それを受けて、現在は市外の病院に入院中の方が一人、重度訪問介護を利用している状況でございます。
市内の事業者が重度訪問介護を実施しない理由についてでございますが、居宅介護の事業所連絡会において確認したところ、国が設置している報酬金額の低さと、人員の確保が難しいということが理由でございました。
今後、個々の利用者の状況やニーズを把握して、重度の障害のある方々が日々の生活で不自由さを感じることなく生活の質が向上しますよう、市外の事業所とも連携しながら適切に事業を実施してまいります。
|
|
(答弁に対する千一の再質問)
小田原市でも4人、厚木市などでは人口22万人なのにもかかわらず19人の方が受けております。大きく言えば1万1000人中一人です。東京や大阪では1日24時間介護やお風呂の2人介護を入れた1日26時間介護もあります。神奈川県内では最高1日何時間の介護がありますか。
そして、厚木市の人口が少ないにもかかわらず19人もの人が受け、そういう事業所があるのは当たり前のことかもしれませんが、鎌倉市の28事業所が全くやらないのはおかしいと思います。重度訪問介護を受けたいという問い合わせは市にどれくらいありますか。
やはりきのうの同僚議員が質問したように、鎌倉市には福祉を積極的に働きかける姿勢がないから、それがこういう結果になったように思います。いかがですか。
|
|
(内海正彦 健康福祉部長の答弁)
最初の1日何時間の介護がありますかについてでございます。神奈川県内で私どもで把握している限りでは、横浜市で一人の方を2人で介助している場合で、1カ月1,476時間という把握をしているところでございます。これを1日に換算いたしますとおおむね24時間程度となりますので、したがって、議員御指摘の東京や大阪の例と同じように、1日約24時間になると思われます。
次に、重度訪問介護を受けたいという問い合わせについてでございます。私どもで把握している限りでは、現時点では特段受けたいというお話は伺っていない状況でございます。
(松尾崇 市長の答弁)
重度訪問介護事業の実施には、事業者の人員確保の問題ですとか、報酬金額の低さなどの課題がありますが、障害のある人もない人も住みなれた地域でともに暮らせる地域社会を目指して、障害のある方に必要なサービスが提供されるよう、積極的に努めてまいりたいと考えます。 |
|
|
|
寿福寺前の側溝などの通学路で危険な部分にふたを
今小路道路は通学路でもあります。そして、寿福寺前の側溝の一部や横須賀線のガード下の側溝のところは、とても危険なので何とかふたをしてほしいという声があちらこちらから数多く上がっています。早くふたをつけてほしいものです。いかがですか。
|
|
(樋田浩一 都市整備部長の答弁)
寿福寺前の側溝にふたをという御質問でございます。
寿福寺前の箇所につきましては、横小路への踏切の遮断機がおりている間、車両が滞留し、側溝沿いの歩行空間が確保できない状況にございます。歩行空間を確保するために側溝にふたを設置するには、寿福寺が古都保存法の寿福寺特別保存地区でありますことから、隣接する地権者や関係機関と調整し、安全確保に向け取り組んでまいります。
続きまして、横須賀線下のガードの側溝にふたをという御質問でございます。当該箇所は流量断面が不足しておりますことから、改修を含めた抜本的な対策が必要となるため、ふたをかけることは難しい状況にございます。また、ガード下は道路幅員が狭いため、転落防止のためのガードレールやブロックを設置できない状況にございます。そのため、側溝に落下しないための注意喚起として、車どめポールやカラー舗装などの対応につきまして、土地所有者と協議を進めてまいります。
|
|
|