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ことしも12月師走です。9月議会が延び延びになってしまったため、市民生活にとても重要な案件が浮き彫りにされ、市民のためにはとてもある意味いいことではないかと思いますが、もっとスムーズにできればなおよかったと思います。 では、前回の「続く」に引き続いて質問いたします。 1、鎌倉市でもバリアフリーの講座を。 以上3項目について明確なる御答弁をお願いします。 |
鎌倉市でもバリアフリーの講座を 移動を円滑にするバリアフリーの満足度が最下位であっても、何とか工夫をしてその満足度を上げるべくいろいろ試行錯誤してほしいと思いますが、いかがですか。そして、ここで本当に言いたいことは、その移動のことも含めて、各店舗がどのような人にも入りやすいお店であってほしいと願っています。その方策はどのように考えていますか。 そして、ソフト面のバリアフリー、例えば、目の不自由な方、耳の不自由な方、身体に障がいがあっても最近ではちょっとした助けによりいろいろな人が町に出やすくなるようになってきたと、他市に行くと考えさせられます。鎌倉市が情けなくなってきます。ソフト面のバリアフリー、心のバリアフリーを含め、鎌倉市としてもそのような講座をやっていただきたいものです。いかがですか。 そして、関東でそのような講座をやっている市区町村は幾つありますか。 |
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(小礒一彦 都市整備部長の答弁) (征矢剛一郎 都市調整部長の答弁) 今後も引き続きまして、誰もが住みやすいまちづくりを目指して法や条例の適切な運用を図るとともに、事業者の理解と協力を得ながら建築物のバリアフリー化を促進していくものでございます。 (小礒一彦 都市整備部長の答弁) バリアフリーの取り組みにつきまして市民の皆さんに知っていただくとともに、市民の皆さんが不便に感じていらっしゃる情報につきまして提供していただくことは大変重要なことであると考えておりますので、今後、バリアフリーに関する講座について検討してまいりたいと考えております。 (磯崎勇次 健康福祉部長の答弁) これまで障がい者に対する理解促進や啓発を目的に、市は関係団体と協力し、ふれあいフェスティバルや精神保健福祉講演会などを開催しております。御提案の心のバリアフリーに関する講座については、今後取り組みを検討してまいります。 なお、関東地方においてバリアフリーに関する講座を実施している市区町村については、現時点では確認し切れておりませんけれども、県内では横浜市、相模原市、平塚市、小田原市などで取り組んでいると聞いております。 |
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(答弁に対する千一の再質問) 今までの同僚議員の質問の中からも感じたのですが、縦割り行政ではなく、必要な市民サービスを行える行政組織にしていただきたいと思います。そのことを踏まえ、バリアフリー講座をどのようにお考えですか。 |
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(瀧澤由人 副市長の答弁) (小林昭 副市長の答弁) (松尾崇 市長の答弁) |
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鎌倉市民の障がいのある方ももっと社会参加を 介助者らしき、どういう関係かはわかりませんが、2人連れの人や、1人で電動車椅子に乗っているいつもの私のような人など、多くの車椅子利用者が当たり前ですけれども、鎌倉では余り見かけないので、自分が車椅子に乗っているにもかかわらず、こんなにも多くの車椅子利用者がいるのだと驚きました。それも別に障がい者の集団でもないのです。そこで、とても障がい者なれした方ともお話しできました。その方とのお話の中で、関東から来たと言ったら、24時間介護ですよねと言われ、恥ずかしかったので、はいと言ってしまいました。そうです。大阪府は重度訪問介護を取り入れているところでもあるのです。ですから、そういう影響も大であり、花月に入っても車椅子スペースはいっぱいになって、そこでも驚きました。 5台、6台の車椅子がありまして、横を見ると、同じメーカーなのに私のは12年前のもので、横の方のは最新式のものだったので、ここでも負けたかと悔しかったです。 今現在、身体障がい者で車椅子利用者は鎌倉市では何人いますか。そのうち電動車椅子に乗っている方は何人いますか。車椅子ばかりではなく、いろいろな障がいの方も表に出て、ぜひともこの歩きにくい鎌倉を歩き回ってほしいのです。ぜひとも難波の商店街のように、東急、ユニオンなどには車椅子利用者など障がいのある方が随時見られる光景にしたいものです。そのような方策をどのように考えられ、どのように進めていこうとしていますか。 |
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(磯崎勇次 健康福祉部長の答弁) まず、車椅子についての御質問でございます。障害者総合支援法により、車椅子の給付を受けた方は現在障害児・者を合わせて116名おります。そのうち電動車椅子の給付を受けた方は15名でございます。 次に、障がいのある方の社会参加には、ハード面の整備のほか、市民の心のバリアフリーを進めることが重要であると認識しております。現在、障がいのある方の社会参加や外出機会を促進するため、タクシー券やガソリン券などの交付、手話通訳者や要約筆記者の派遣などを行っております。また、障害者総合支援法に基づく移動支援や、視覚障がいのある方への同行援護などのサービスが必要に応じて提供されております。 今後、障がいのある方が市内を自由に散策できる環境づくりを、関係部署や関係団体と協力し、自立支援協議会などにおいて検討を進めてまいります。 |
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(答弁に対する千一の再質問) 1にも関連していることですが、このような総合的な見地に立って考えるならば、鎌倉市において障がいのある方が表に出やすくするにはどのような方策が考えられますか。 |
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(小林昭 副市長の答弁) 障がいがある方が表に出やすくする施策として、これまでも歩道段差の切り下げや交差点の改良等を行ってまいりました。今後もこれらの施策につきまして、先ほども申し上げましたような観点も含めて、引き続き取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 (松尾崇 市長の答弁) |
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特別養護老人ホームについて まさに貧困ビジネスです。国が福祉を削ろうとしているにもかかわらず、国からはいろいろな名目で公金を集め、それを利用者にはきつきつの経費で抑え、経営者だけがもうけているというものです。もちろんそこで働いている方の経費も抑えているのです。 そのような中で働く方たちもストレスがたまり、ひいては虐待につながるものだと思います。その中においては、利用者の尊厳などあるはずもありません。法的には、建前として違法性はないのかもしれませんが、最も弱い者から公的資金を集め、経営者が入所者やそこで働く方たちに還元すべきものを経営者の懐に入れるなど、福祉という名の悪質ビジネスだと思いますが、鎌倉市がそれを知った場合、どういう対処をなさるのですか。 |
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(磯崎勇次 健康福祉部長の答弁) 施設における虐待ですが、必要な場面で介護をしないことは、高齢者虐待防止法で介護・世話の放棄・放任、いわゆるネグレクトと類型されており、そうしたことが疑われる場合には、市が調査し、改善を求めることになります。本市といたしましては、こうしたことを踏まえて、今後とも社会福祉法人や特別養護老人ホームの運営に適切な指導・助言を行ってまいります。 |
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今ではヘルパーさんに洋服を着せてもらい、車椅子にも乗せてもらい、市役所に電動車椅子で来れば守衛がドアをあけてくださり、また、エレベーターに乗るときは近くにいる職員の方々がボタンを押してくださり、市の行事のときなどは目も拭いてくださいます。議会事務局を初め、市役所の皆様には心から感謝しております。
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