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ことしは早く暑くなってきたようです。大阪市の橋下市長は引退を決められ、自衛隊の安全性も問われています。私としては、より弱肉強食な社会にだけはなってほしくないなと思います。 それでは、前回に引き続き質問を行います。 1、障がい者地域活動支援センターの工賃について。 以上5項目について明確なる御答弁をお願いいたします。 |
障がい者地域活動支援センターの工賃について 鎌倉市内の地域活動支援センターでは、それでも多いと言っていました。しかしながら、そういう所員さんたちには、1日そこで活動というか、労働というかをした場合、お弁当ぐらいは支給してもらいたいものですと質問したところ、運営費などを市から出しているのでそぐわないという旨の答弁であり、これからも研究していくとの答弁でもありました。 もちろん私のような重度の障がい者が所員としてそこで働いたとしても、1日600円どころか100円にも満たないでしょう。それでも一生懸命に働いていることに変わりないのです。後で担当の課長に聞いたところ、もう一度地域活動支援センターのあり方について考えてみたい旨の言葉をいただき、私としてはとてもうれしい思いになりました。いくら生産性のない私のような者でも、一生懸命労働したのですから、1日の微々たる工賃にプラスお弁当ぐらいは支給してもらいたいものです。いかがですか。 |
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(磯崎勇次 健康福祉部長からの回答) 工賃を少しでもふやすために、平成25年度から始まりました障がい者優先調達制度の周知をさらに行い、障がい者地域活動支援センターから積極的に物品等を調達することで収益を上げていくことが、当面の現実的な支援策と考えております。 障がい者地域活動支援センターは、国、県、市で応分の負担をし、事業活動を行っているため、市がお弁当を支給することは新たな経費負担となることから、実施することは難しいと考えています。 なお、障がい者地域活動支援センターへの総合的な支援策につきましては、今後も研究を続けていきたいと考えております。 |
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ニート それに伴う虐待について ニート的な四、五十代の方への対策、高齢者虐待対策を鎌倉市としてはどのように考え、どのような方策をとっていますか。 |
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(松永健一 市民活動部長からの回答) 中高年でニート状態にある方は、社会とのつながりがない状態が長年に及ぶこともありまして、就労までには距離があると考えております。そのため、就労体験などの中間的な就労を通じて社会参加を促し、コミュニケーション能力、就労への意欲や自信を向上させていく必要がまずはあると考えております。 現在、政策創造課、産業振興課等において、庁内横断的にニートを含むひきこもりの実態調査の実施に向けた準備を進めております。その調査結果を踏まえるとともに、県などの専門機関の協力も仰ぎながら、効果的な施策に結びつけていきたいと考えております。 (磯崎勇次 健康福祉部長からの回答) 事実確認した中で、高齢者の身の安全を確保する必要がある場合には、特別養護老人ホーム等への保護措置を行うなど、虐待を行っている者との分離を図っております。また、金銭の搾取等がある場合には、必要に応じて、成年後見制度を利用した第三者による金銭管理などの対応も行っています。 親と分離したことによりニート的な40代、50代の方に起こる経済面などの問題につきましては、就労相談や生活支援相談など、関係機関への相談を勧めています。また、発達障がいや精神疾患が疑われる場合には、保健福祉事務所等と連携し、受診に結びつけるなど、虐待を行っている側にも必要な支援、対策を図っているところでございます。 そのほか、特養等の指定、監督権限を有する神奈川県と協力しながら、今後も定期的に開催する事業者研修会や実地指導などの機会を捉えて施設へ働きかけを行うことにより、入所者一人一人に寄り添ったサービスが提供されるよう目を配ってまいります。 |
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特養等について このようなことを考えると、ベッド数が少ないのも問題ですが、入所者個人個人に合わせた介護をし、入所者に楽しい生活を送ってもらいたいものです。鎌倉市としては、そのようなことをどのように考え、どのような対策をとっていますか。理事者の方におかれましては、全ての特養が、御自分で入所される立場になったとき、入ってよかったと思えるような施設にしてほしいです。いかがですか。 |
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(松尾崇 市長からの回答) |
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(回答に対する千一の再質問) |
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(磯崎勇次 健康福祉部長からの回答) また、特養や老健へは実地指導といたしまして、3年に1回、神奈川県と市で訪問し、入所者の処遇などについて指導を行っているところでございます。 (瀧澤由人 副市長からの回答) 今、健康福祉部長が説明したように、そういう調査をやっておりますが、御本人、当事者がなかなか自分のそういう気持ちを伝えられない場合ですとかがありますので、御家族、あるいは友人等、できる限り丁寧な対応して、そういう状況把握に努め、適切な改善に向けて進めるべきもの、そういうふうに考えています。 |
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障がい児・者の教育について 障がいとは、神様がくださった一つの個性だと私は思います。障がいは、現代社会では不便なものではありますが、決して不幸なものではありません。障がいもこの人間社会において一ポジションなのです。 先日、NHKの「バリバラ」という番組で、大阪府堺市の学校にはボランティア部というクラブがあり、その部長が軽い精神障がい者であり、また、部員の中にも、自分の考えを正当化して人の考えをよく聞かず、言い切ってしまうという精神障がいがある生徒もいると紹介していました。そして、精神障がいがある部長と部員、そしてそれ以外の部員とうまくいかず、困っているのを、その「バリバラ」で解決しようとしたものでした。ここで私がすばらしく思えたのは、その障がいを自分自身も認め、先生や周りの人も認めた上で、解決策はないかと模索しているところです。神奈川県では、最近、予算も多くつけ、インクルーシブ教育推進課を担当部長もつけ、力を入れていると新聞に載っていました。まさにこのボランティア部が一番のよい例だと思いました。 鎌倉市としては、こういう教育のあり方をどのように考えますか。また、障がい児・者、家族、学校の先生方、その障がい児・者を取り巻く児童・生徒たち、地域社会の人たちなどにどういう働きかけをしていますか。そして、どういう方向性に持っていこうとしているのか、それぞれ具体的な例を挙げて教えてください。 |
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(原田幸子 教育部長からの回答) あと、障がい児、障がい者につきましてどういう働きをしていますかという御質問ですが、支援教育についての共通理解を図るために、毎年、鎌倉市の特別支援教育に関する考え方というものを示しております。そして、市内の小・中学校の全教職員に周知を図っており、また、保護者の皆様には特別支援教育リーフレットを配布しております。これらをもとにして、学校では、教職員研修の充実、校内委員会での共通認識や情報を共有する機会を多く持っております。また、保護者に対しましては、懇談会などの折に特別支援教育についての啓発を行っております。子供同士が障がいやそれぞれの特性について正しく理解して、お互いの個性、よさを認め合えるような活動の場として、交流事業や合同行事を積極的に実施しております。 鎌倉市としてどういう方向性に持っていこうとしていますかという御質問です。子供たちに適切な支援を行うためには、子供たちの課題や困り感、教育的ニーズの正しい理解と把握が必要であると考えております。そのために、各学校ではケース会議を開きまして、児童・生徒一人一人の教育的ニーズについての共通理解を図りまして、支援につなげております。 また、教育委員会としては、特別支援学級在籍の児童・生徒だけではなく、通常級に在籍している児童・生徒についても、臨床心理士の資格を有する特別支援教育巡回相談員を学校に派遣いたしまして、さらに専門的な見地からの助言や、必要に応じて保護者との面談も行っております。 今後も関係各課とも連携を図りながら、保護者を初め、支援にかかわる人たちが協働し、チームで子供の支援に当たる体制づくりをさらに進めてまいりたいと考えております。 |
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(回答に対する千一の再質問) |
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(原田幸子 教育部長からの回答) (安良岡靖史 教育長からの回答) 今後も関係機関、あるいは医療機関との連携をさらに密にしながら、全ての子供たちが生き生きと学校生活を送ることができますよう取り組んでまいりたいと考えております。 |
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ペットの飼い方について さらに、時折道々に犬のふんらしきものが落ちていることがありますが、鎌倉市としては、なくすための啓発活動をどのように行っていますか。また、ふんを見つけた人がどう対処すればよいかも教えてください。 |
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(石井康則 環境部長からの回答) 鎌倉保健福祉事務所では、動物愛護推進員を配置いたしまして、犬や猫のペットの飼い方に関する相談を受けているところでございます。また、県動物保護センターでは、ペットの習性や飼い主の心構えなどを説明する犬のしつけ教室などを開催しているところでございます。この犬のしつけ教室につきましては、市の依頼によりまして、市内での開催も可能となってございます。 次に、犬のふんをなくすための啓発活動はどのように行っていますかという御質問でございます。飼い犬のふんの放置防止の啓発活動につきましては、「広報かまくら」やホームページでの周知、また、狂犬病の予防注射済票交付時にパンフレットを配布するなど、飼い主への啓発活動を行っているところでございます。 犬のふんを放置している飼い主への注意喚起といたしましては、犬のふんで困っている希望者の方にふん放置防止のマナープレートを配布しているところでございます。犬のふん放置が常態化している地域への対応といたしましては、市の広報板、自治・町内会の回覧板によりマナー啓発も行っているところでございます。 マナーの悪い飼い主が特定される場合につきましては、鎌倉保健福祉事務所に配置されております動物愛護推進員が飼い方の指導などを行っているところでございます。 次に、ふんを見つけた人はどう対処すればよいかという御質問でございます。ふんを含めまして、ごみのないまち美化活動の取り組みといたしまして、地域の方々や町内会、ボランティア団体の協力を得て、清掃活動が行われ、対処していただいているところでございます。市におきましては、良好な環境保全の妨げとなる悪質なふんの放置がなされている場合は、不法投棄として対処していくということになります。 また、ふんの放置がないよう、飼い主への啓発活動を行うとともに、地域の方々等の協力を得ながら対処していきたいと考えております。 |
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もっと幾つか質問をしたかったのですが、時間がないのでこれで終わります。 |