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今期も最終年になってしまいました。先日、私のところに来てくださっているヘルパーさんが被災地に行かれ、帰りのバスで松尾市長の隣の席に腰をかけたそうでした。とてもうれしい気持ちになりました。
この3項目について、明確なる御答弁をお願いいたします。 |
障がい者と農業 |
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(相川誉夫 健康福祉部長からの回答) しかしながら、障がい者の農業への就労は、労働面とともに、農地の確保や農業技術の習得、収穫物の販売ルートの確保などの面で課題があるものと受けとめております。 今後、福祉施設や関係課とも連携をいたしまして、当面、農業体験の機会を広げていきたいと、このように考えております。 |
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(回答に対する千一の再質問) |
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(松尾崇 市長からの回答) 今後も、市として農協さんですとか、漁協さんともよく相談をさせていただきながら、こうした農業、漁業についての障がい者の方の連携ということを進めていけるように、検討をしていきたいというふうに思っています。 |
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ヘルパーさんの賃金について まず、ここで質問です。鎌倉市内の事業者は幾つあり、時給のヘルパーさんの賃金は、安いところで幾らか、また高いところでは幾らか、わかる範囲内で教えてください。昼間の1時間、介護保険を使っての身体介護でお願いいたします。 その場合、介護福祉士の資格がない者とある者とでは、幾ら違うのでしょうか。私の知る限りでは、その金額の差がヘルパーさんの生活の向上に役立っているとは思えません。時給で働くを前提としての話ですが、介護福祉士をとっても、その賃金は具体的に言うと、数カ月で5,000円払われたとか、時給10円上がったとかは聞きます。そういう具体的なことを考え、市長はこの制度をつくったのでしょうか。ヘルパーさんの賃金は、事業所によって大幅に違い、1,000円のところもあれば、2,000円のところもあります。事業所に入ってくる金額は同じで、ヘルパーさんに支払われている金額がこうも違うことに驚きを感じます。これを何とかできないものでしょうか。 |
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(相川誉夫 健康福祉部長からの回答) 同じく、ヘルパーさんの賃金について、介護福祉士の資格がある場合とない場合とで幾ら違うかというような御質問でございました。これにつきましては、国が定めております介護報酬では、資格により差が設けられてはおりませんが、鎌倉市内の、やはり訪問介護事業所に確認しましたところ、加算をしていないという事業所もございましたが、1時間当たり100円を手当に加算しているというようなところもございました。 同じく、ヘルパーさんの賃金が今申し上げましたように、事業所によって違うが、これを何とかできないかという御質問でございました。事業所に支払われる介護報酬は国において決定をされておりまして、それぞれの事業所は、その介護報酬の中から人件費や諸経費を賄っておりまして、その額は事業所によって異なっております。国の平成24年度の介護報酬改定で、従来の介護職員処遇改善交付金が介護職員処遇改善加算へと変更されました。この処遇改善加算が正しく従事者の給与に反映されているか、神奈川県とともに確認をしていくとともに、適切な運営を介護保険事業所に指導してまいりたいと思っております。 また、御紹介をいただきましたが、本市では、直接的に賃金に反映されているわけではございませんが、平成24年度、25年度の2年間限定で、鎌倉市民で介護福祉士、またはホームヘルパー2級の資格を平成24年度以降、取得し、市内事業所で3カ月以上継続して従事していただいた方に対しまして、2万円の助成をする制度を開始いたしているところでございます。 |
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(回答に対する千一の再質問) |
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(松尾崇 市長からの回答) |
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鎌倉市の介護政策について 高齢者の方は、頑張ってこの国をつくってきました。そういう方の困られている方を助けるのが最優先だと思います。鎌倉市としては、どういう政策をもってこれからの国の制度補填と見通しを立てますか。 もう一つは、障がい者の重度訪問介護です。この制度があっても、なかなか鎌倉市では、行うことができませんね。以前にも言いましたが、そういう制度があってももうからないため、そういう事業者がいないからできないのだと思います。他市で、そういう制度があることは、障がい者自身がNPOをつくり、やっているとこもたくさんあります。そういう制度が施行されていないので、鎌倉市のそういう制度が必要な方は他市へ移っていかれます。何とも情けない話です。 一方では、世界遺産にという、世界から認められる都市にしようとしている鎌倉市でありながら、重度の障がい者は他市へ逃げていく、そして自然保護を大切にする以前に、本当に困っている方を大切にする鎌倉市であってほしいものです。 鎌倉市には、幾つかの大きな福祉法人もあります。そういうとこの力をかり、また、市民意識の高い市でもあるので、そういう人たちの力もかり、市としても大きなバックアップをして重度訪問介護のできるNPOを立ち上げれば、今まで逃げていった方たちも戻ってくるものだと思います。そして、その制度が必要ないろいろな方たちも助かるのではと思います。 そういう高齢者の困られている方とか、障がい者の「鎌倉では生活できない」と言われる方をなくしてから、自然保護の推進や、世界遺産登録の推進をやっていただきたいものです。この高齢者介護の問題と、重度訪問介護の問題はとても大切なことなので、健康福祉部長及び経営企画部長の御答弁をお願いいたします。 |
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(相川誉夫 健康福祉部長からの回答) この制度、4月に変わったばかりでございまして、市といたしましては、事業者の動向を注視していくとともに、必要な場合には、次期介護報酬の改定に向けて、介護保険のサービスと負担のあり方など、総合的な見直しについて国に働きかけてまいりたいと考えております。 同じく、鎌倉市の介護政策についてということで、市のバックアップで重度訪問介護のできるNPOを立ち上げたらばどうかというような御質問でございました。 重度訪問介護事業、これは重度の肢体不自由で常時介護を必要とする人に、自宅での身体介護や家事支援、外出時の移動支援などを総合的に24時間、必要なときに支援を行う事業でございます。実施に当たって、事業者は複数介護者の派遣が必要になったり、深夜、早朝の時間帯のヘルパー確保、それからサービス報酬単価が低く設定されているなど、事業面での課題がございます。今後、重度訪問介護の実施については、市内の社会福祉法人ですとか、事業所に働きかけを行うとともに、このNPO法人を立ち上げて実施をしております事例について、実態把握をしてまいりたいと考えております。 (瀧澤由人 副市長からの回答) |
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(回答に対する千一の再質問) 重度訪問介護につきましては、一昨日の土曜日に、たまたま会いました小袋谷にある事業者では、やってもいいとのことでした。幾つかの福祉法人が力を出し合い、重度訪問介護の法人をつくり、それに鎌倉市として助成をするなど、ティアラのような形をとることはできませんか。どうか前向きに考えた御答弁をお願いします。 |
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(相川誉夫 健康福祉部長からの回答) また、繰り返しになりますけれども、市内の社会福祉法人ですとか、事業所に働きかけをしてまいります。それとともに、NPO法人を立ち上げて実施をしております事例について、実態の把握をして、まずまいりたいと、このように考えております。 (瀧澤由人 副市長からの回答) (松尾崇 市長からの回答) |
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