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昨年の3・11も、この会期中で、やがて1年がたちます。瓦れきの処理さえ、いまだ行われていないところも多くあると聞きます。仮設住宅もプレハブで精神的にまいってしまう方もたくさんいると聞きます。それを聞きに行くボランティアの方でさえまいるそうです。これからは精神的ケアが必要な方が多くなると思われます。日本人、皆さんがいつそういう立場になるかわかりませんので、そういうことを考えられながら一緒に生きているんだなと思わなくてはなりません。 では、今年度最後の一般質問を、前回の続きも含めまして行いたいと思います。
この4項目について、明確なる御答弁をお願いします。 |
JR東日本の鎌倉駅などの車いすの乗降客数について |
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(山内廣行 都市整備部長からの回答) |
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世界遺産とバリア・フリーについて |
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(島田正樹 世界遺産登録推進担当部長からの回答) 御質問のありましたスロープの設置につきましては、まず鶴岡八幡宮の宗教法人としての御意向を踏まえていくことが前提と考えておりますが、鶴岡八幡宮は武家の古都・鎌倉でも重要な位置づけを持つ神社であり、今後も多くの方々の来訪が想定されることも踏まえて、いただいた御意見をお伝えしてまいりたいと考えております。 |
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(回答に対する千一の再質問) |
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(大谷雅実 副市長からの回答) 鶴岡八幡宮の意向を尊重することが必要であるという認識は持っておりますが、個々の資産の持つ性格、周辺環境などを勘案し、登録資産をより適切に公開していくという視点を踏まえて、鶴岡八幡宮にはいただいた御意見をお伝えしていくつもりでございます。 (松尾崇 市長からの回答) |
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要援護者登録制度について 鎌倉市としても周知しているつもりかもしれませんが、3・11以降も登録者の数は余りふえません。この間の、ある障がい者団体で、同僚議員が要援護者登録制度のことを皆さん知っていますかと、お聞きしたのですが、手を挙げる方はほとんどいませんでした。 周知の方法をきめ細かく考えて、もっと易しく説明することが必要だと思います。ただ、鎌倉市の広報やホームページに載せるとか、ケーブルテレビでやるばかりではなくて、福祉関係者に協力していただくとか、ヘルパー事業者に協力してもらうなど、また易しく書いたものを連絡のときに入れるなどしてほしいものです。民生委員の方の協力を得るとか、回覧板にも多く載せるなど、たくさんのことができると思います。 最近は、プライバシーとか、個人情報という言葉が盛んに使われますが、それを履き違えている方も多いのではないでしょうか。ともかくこういう制度があるのですから、1人でも多くの方に知っていただき、登録しやすいものにしていかなければ。いざというとき、命がかかっているのですから、どう考えますか。今までのことにつきまして、御答弁をお願いします。 |
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(嶋村豊一 防災安全部長からの回答) また、自治・町内会を中心としました地域の活動の中で、要援護者名簿や要援護者マップを作成している事例もございます。現在、幾つかの自治・町内会とは登録者の拡大に関する具体的な取り組みについて協議を行っているところでございます。こうした取り組みへの支援も並行して進めてまいりたいと考えてございます。 |
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(回答に対する千一の再質問) これは、いまだかつて皆さんが周知を進めているのに、登録者の人数がふえないのが現状です。市長は、いろいろなところに行き、ごあいさつされることも多いと思います。そのたびごとに一言つけ加えていただけないものでしょうか。 |
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(松尾崇 市長からの回答) 要援護者登録制度についての再質問についてお答えをいたします。災害時要援護者登録制度の周知につきましては、これまでの広報やホームページに加えまして、防災部局と福祉部局との連携を図るなど、工夫をしているところではございますけれども、さらにより一層登録しやすい方法を常に研究し、登録者の拡大を図っていきたいというふうに考えています。私自身も御指摘いただきましたように、あいさつなどのときに制度の周知について努力するよう努めてまいりたいというふうに考えています。 |
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鎌倉市の小・中学校のバリア・フリー化について まず、何校中、何校がエレベーターや多目的トイレがあるのか教えてください。学校は、災害時に避難所になるところです。それもお含みのことをとめ置き、お願いいたします。そして、車いすの子供も、今は普通学校を希望される方がふえております。統合教育がいかに大事かということです。しかし、地元の小・中学校に行きたくとも、車いすのため、遠くの学校に行かなければならない子供もいます。そういう子供のみならず、学校の先生となられる方にも、車いすの方もおられると思います。そして、もう一つは、避難所になったときに、やはりバリアフリー化は大切なことだと思います。国の方針では、新しくつくるところはバリアフリー化が義務づけられております。ですから、今までのところはそれを免除されているといってもいいでしょう。1年に一つでもいいですから、そういう学校をふやしていっていただきたいと思います。 |
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(宮田茂昭 教育総務部長からの回答) また、多目的トイレにつきましては、小・中学校25校中、20校に設置しております。なお、現在未設置ではございますが、稲村ヶ崎小学校につきましては、平成24年度、来年度には設置する予定としておりますので、合計、来年度中には25校中、21校が多目的トイレが設置されるということになります。 続きまして、年に一つでもいいからバリアフリー化された学校をふやしてほしいという御質問でございます。 学校施設のバリアフリー化につきましては、障がいのある児童・生徒等が安全かつ円滑に学校生活を送ることができるようにするとともに、学校が地域住民にとって災害時の避難場所となることなども考慮いたしまして、その推進を図る必要があるというふうに考えています。 県の条例でも、改築など、新たに学校施設を整備する際には、バリアフリー化を義務づけております。こういったことから、既存の学校施設におきましても、児童・生徒、教職員、また地域の住民の方々など、さまざまな人々が安全かつ円滑に施設を利用することができるように必要に応じて段階的な整備を行うなど、バリアフリー化の推進を図っていきたいというふうに考えています。 |
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(回答に対する千一の再質問) 精神的に疾患がある方などは、プライバシーを気にされる方もいると思われます。そのような弱者のためにも、教室も開放していただきたいものです。 そのようなことからも、バリアフリーが必要不可欠になってきます。防災安全部長、教育委員会及び市長の御答弁をお願いします。 |
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(嶋村豊一 防災安全部長からの回答) また、弱者の方々への教室の開放につきましては、学校運営との関係もございますので、教育委員会と協議を進めていきたいというふうに考えてございます。 (宮田茂昭 教育総務部長からの回答) (松尾崇 市長からの回答) |
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