「災害時の要介護者に対する介護人の確保について」結ばれた足利市との協定 |
再び地震がおきました。阪神淡路の場合においても今回の地震においても、介護人自身が被災者となり、介護ができなくなることは大いにあることです。一日二日は自治体の組織でなんとかなったとしても、それが長く続くものではありません。そこで考えたのですが、例えば鎌倉に阪神淡路並の地震がおきたことを想定します。そのような場合、鎌倉の近隣市においても地震の被害が及んでいるわけです。そうなると近隣の市ではない都市からの援助がほしいので、鎌倉ならば、姉妹都市でもある長野県上田市、山口県萩市、栃木県足利市などとあらかじめ提携を結んでおき、災害時には相互に介護人の派遣ができるような体制作りをしておけば、お互いにとって、とても有意義なのではないかと思います。このことは2年ほど前から提案し続けてきました。
鎌倉の、大きな意味での体制作りができたところで、上田市の18施設に呼びかけたところ全施設が賛成でした。もちろん鎌倉・上田両市長も賛成です。 上田市は18年中に話をまとめ、19年に結果を持ってくるそうで、もうすぐ協定できそうです。いつも介護の必要な方も、これで2つの市から応援が来ます。こういうことは日本で初めてのことです。実現してよかったです。 |
関連資料 |
足利市と災害時協定を報じた記事(神奈川新聞) |
足利市と鎌倉市との災害時相互応援協定の趣旨 |
災害時における相互応援に関する協定(原文コピー) |
災害時における相互応援に関する協定第1条第8号についての覚書(原文コピー) |